有働由美子アナが新番組を担当(時事通信フォト)

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 9月16日の阪神―ヤクルト戦(甲子園)の始球式。イエローのグラブをはめた左手を大きく振りかぶり、スタンドから歓声が上がるほどの美しいフォームを披露。見事なノーバウンドストライク投球を見せたのは、フリーアナウンサーの有働由美子(55才)だ。ピンと伸びた美姿勢は、彼女の自信の表れなのかもしれない。

【写真】有働アナとタッグを組み「テレ朝の炎上男」の写真。他、黒ワンピをおしゃれに着こなす有働アナなども

 有働は10月から自身がキャスターをつとめる新番組『有働タイムズ』(テレビ朝日系・日曜夜9時〜)の放送を控えている。同番組は、2017年に放送を開始した『サンデーステーション』の後継番組だ。

「9月6日に行われた10月からの改編に関する説明会で、改編のカギとして挙げられたのが、『有働タイムズ』でした。放送時間もサンデーステーションから15分拡大されるほどの力の入れようで、有働さんも、キャスター就任にあたり、『テレビの世界における私自身の歩みの集大成』だと語っていました」(テレビ局関係者)

 情報ワイド番組にかかせないのが、キャスターやゲストと舌戦を繰り広げ、視聴者の気持ちを代弁する、コメンテーターの存在だ。自身の集大成を謳う同番組の“パートナー”として、レギュラーコメンテーターに抜擢されたのは、元テレビ朝日報道局局員の玉川徹(61才)だという。

 玉川といえば、平均視聴率7年連続民放トップを獲得し、同時間帯で無類の強さを誇る朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』のレギュラーコメンテーターを務めていることでもお馴染みだろう。

「相手が誰であろうとも、歯にもの着せぬ物言いでズバズバ切り込んでいく玉川さんは、モーニングショー躍進の立役者です。玉川さんがコメンテーターを務めることは番組にとって心強いという見方もありますが、一方で彼には危うい発言も多い。なかには、『2年前の再来だけはやめてくれ』と起用に対して」、不安を露わにする局員もいるそうです」(前出・テレビ局関係者)

 というのも玉川は、2022年10月に、「事実に基づかない発言で社の信用を損ねた」ことを理由に「謹慎」の懲戒処分を受け、『モーニングショー』への出席停止を食らっているのだ。

「2022年9月末の放送で、その年の7月に銃撃され命を落とした安倍晋三元首相(享年67)の国葬を取り上げたのですが、玉川さんは菅義偉前首相が読んだ弔辞について『(広告大手の)電通が入っている』と虚偽の発言をして大炎上したんです。

 同年10月19日に番組に復帰すると、しばらくは不定期出演を続け、2023年4月からコメンテーターとしてレギュラー復帰を果たしました。ただ、その後も彼に反省の色は見えず、農家の人手不足問題について『農家は米の生産をやめて小麦とかにいってほしい』などと発言し、批判を浴びることも少なくありません」(芸能関係者)

 そんな玉川は有働の「因縁の相手」でもある。『モーニングショー』と、有働が2018年3月末までMCを務めていた情報番組『あさイチ』(NHK)は、放送時間が丸かぶり。常に視聴率争いを繰り広げていたのだ。

「当時軍配が上がっていたのは『あさイチ』でした。なんといっても有働さんと井ノ原快彦さん(48才)の軽妙なトークと息のあった掛け合いが抜群でしたから。有働さんの降板を知った玉川さんは、『彼女の降板は大きい。うちの視聴率に直結だ』と息を巻いていたといいます」(前出・芸能関係者)

 ただ、10月から2人は、敵ではなくパートナーとなる。

「ライバルとして長年意識しあってきた2人ですから、お互いの癖や強みは把握しているはず。有働さんにはこれまでにさまざまな修羅場をくぐり抜けて培ってきた経験がありますし、炎上案件に発展しそうな玉川さんの発言があっても、上手くフォローできるのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)

 テレビ朝日に『有働タイムズ』への玉川の起用について問い合わせたところ、「現時点でお答えすることはありません」とのことだった。

 日曜夜の最強タッグ誕生となるか。