最終盤の93分から出場した遠藤。(C)Getty Images

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 アルネ・スロット新監督が率いるリバプールは現地時間9月17日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節で、ミランと敵地サン・シーロで対戦。今季まだ一度も先発がない遠藤航は、新戦力のフェデリコ・キエーザと共に、90+3分から出場したなか、3−1で快勝した。

 堅守を崩せず、本拠地アンフィールドで新体制初黒星を喫したノッティンガム・フォレスト戦(0−1、プレミアリーグ第4節)から中2日。嫌な雰囲気を早々に払拭したいところだが、開始3分でクリスティアン・プリシックに先制点を奪われてしまう。

 ただ、相手ペースだったのは序盤だけ。23分にイブライマ・コナテ、41分にフィルジル・ファン・ダイクがセットプレーからヘッドで叩き込み、前半のうちに逆転に成功すると、67分にはドミニク・ソボスライが3点目を挙げ、セリアA屈指の名門に力の差を見せつけた。

 英公共放送『BBC』によれば、この日が46歳の誕生日のスロット監督が、『Amazon Prime』のインタビューに対応。短期間での修正に手応えを示しつつも、3日前の敗戦を改めて嘆いた。

「土曜日に負けたのは痛手だったし、今夜は早々に1−0とされた。我々がどうリアクションするのか気になっただろう。しかし、今日のようなプレーができれば、不名誉とは言わないけど、ホームでフォレストに負けるなんて信じられないよ」
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 また、頼れる主将ファン・ダイクは、ユルゲン・クロップ前監督と比べ、「新監督には彼の考えがあるが、あまり多くの変化はないと思う。みんな楽しんでいる」と語った。

「ユルゲン・クロップとは素晴らしい時間を過ごした。アルネ・スロットとも同様の時間を過ごせるといいね。そのためには全員の準備が必要だ。サブになるのは残念かもしれないが、全員がベストコンディションで臨む必要がある」

 今後も中3日、中2日の過密日程が続いていくだけに、ファン・ダイクの言う通り「全員の準備」が不可欠だ。遠藤ら現状ではサブ組の力もフルに発揮し、終わりのない連勝街道を突き進みたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部