「信頼関係を損ねる」リニア工事の残土置き場候補地直下に断層の可能性判明 鈴木知事がJR東海に情報提供強く求める=静岡県
リニアのトンネル工事をめぐり、残土置き場の候補地の真下に断層がある可能性が新たに示されたことについて、鈴木知事は「信頼関係を損ねる」として必要な情報はすべて提供するようJR東海に強く求めました。
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<鈴木康友知事>
「非常に我々の信頼関係を損ねることになりますので、私からしっかりと専門部会の場でJR東海から説明を求めるように指示をした」9月10日、鈴木知事が言及したのは9月6日の静岡県の専門部会についてです。
JR東海が示した地質の図から工事の残土置き場の候補地である「ツバクロ」の直下に断層がある可能性が新たに分かりました。これまで説明がなく今回初めて示されたとして県は対応に苦言を呈し、JR東海は釈明した上で陳謝しました。
<鈴木康友知事>
「JR東海で情報を提供する、しないとするのではなく、必要な情報は全部まずは出していただく。今後は必要なあらゆる情報をしっかり提供していただくということで臨んでいただきたい」今後、JR東海が断層の特性を把握して地震による影響などを調査し、県はその結果を専門部会で検討していく方針です。