KDDIの法人向けエントリースマホ「AQUOS wish4 SHG13」が10月以降に発売!

既報通り、KDDIが法人向けの新商品として5G対応エントリースマートフォン(スマホ)「AQUOS wish4」(Sharp製)を2024年秋以降に販売開始します。これに伴い、シャープは2日、KDDIの法人向けとして「AQUOS wish4 SHG13」を商品化したと発表しています。発売時期は2024年10月以降とのこと。またKDDIも合わせて法人向け公式WebサイトにてAQUOS wish4 SHG13の製品情報を掲載しています。販路はKDDIの法人窓口となっており、価格はオープンとのこと。

なお、AQUOS wish4 SHG13はすでに販売されているオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリースマホ」)「AQUOS wish4(型番:SH-M25)」やNTTドコモ向け「AQUOS wish4 SH-52E」、ソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」向け「AQUOS wish4(型番:A402SH)」などと仕様は同じとなっており、本体色はブラックの1色のみが販売され、GoogleTM が法人利用に適した端末/サービスを推奨するプログラム「Android Enterprise Recommended」にも対応しており、定期的にセキュリティーパッチがアップデートされるため、ビジネス用途として安心してお使いいただけます。


AQUOS wish4はシャープが2021年12月より展開している“シンプルで飾らないスマホ”をコンセプトに開発したエントリー向け「AQUOS wish」シリーズの第4弾で、画面が大型化しながらも割れにくくなり、電池持ちも大幅に向上したほか、新たに今季よりAQUOSブランドを刷新して同時に発表されたエントリースマホ「AQUOS R9」とともにデザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインに一新し、外観はリアカメラを囲う円でも四角でもない“自由曲線”と不揃いなレイアウトが印象的なシンプルさと存在感を併せ持つ独創的なデザインとなっています。

またさらりとした心地よい手触りの質感で、ナチュラルな風合いのカラーを採用し、引き続いて本体筐体に再生プラスチック材を約60%使用しているほか、サイドキーには再生アルミ材を100%使用し、本体の塗装には大気汚染の原因となる揮発性有機溶剤(Volatile Organic Compounds)の含有量を抑えた低VOC塗料を使用したことによって塗装剤を削減しており、シャープでは持続可能な社会を見据えてできることから取り組んでいるとしています。サイズは約167×76×8.8mm、質量は約190g。


防水(IPX5およびIPX8)や防塵(IP6X)に加えて耐衝撃をはじめとする米国国防総省基準(MIL-STD-810H、MIL-STD-810H)の18項目にも準拠して高温・低温環境や衝撃にも強く、汚れてもハンドソープでの洗浄やアルコール除菌シートでの拭く取りが可能なため、日常生活で気兼ねなく使えるようになっています。さらに新たに画面がコンクリート路面上への落下想定試験をクリアした強化ガラスで覆われており、外出先で不意に落としてしまっても割れにくい強度を実現しています。

画面は上部中央に水滴型ノッチ(切り欠き)を配置したアスペクト比9:20.15の縦長な約6.6インチHD+(720×1612ドット)TFT液晶(約1677万色表示)を搭載し、大きく見やすい表示で学習や調べものにもより便利に使えるようになり、リッチカラーテクノロジーモバイルやアウトドアビュー、リラックスビュー、最大90Hzリフレッシュレートに対応しています。またノッチ部分には1/4型の約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、焦点距離26mm相当、画角78°)を内蔵し、マスクをしたままでも使える顔認証に対応したほか、生体認証としては側面指紋センサーを搭載しています。


主な仕様はチップセット(SoC)としてMediaTek製「Dimensity 700(型番:MT6761)」(オクタコアCPU「2.2GHz×2+2.0GHz×6」)を採用し、内蔵メモリー(RAM)が4GB(LPDDR4X)、内蔵ストレージが64GB(UFS 2.1)、外部ストレージがmicroSDXCカードスロット(最大1TB)で、AQUOS wishシリーズで最大容量となる5000mAhバッテリー(取外不可)を搭載し、充電が難しい外出先でも安心して使え、フル充電から1日1時間の利用なら1週間使用することが可能で、KDDIでは連続通話時間(音声通話時/日本国内使用時)が約3100分、連続待受時間(日本国内使用時)が約590時間、充電時間が約130分(TypeC共通ACアダプタ02使用時)としています。

リアカメラはAQUOS wish3と比べて約31%集光量がアップした1/2.76型の約5010万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、焦点距離25mm相当、画角79°)で、独自の画質エンジン「ProPix lite」と合わせて夜景や人物の背景をぼかしたポートレートも美しく撮影可能となっています。携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub6に対応し、最大通信速度は下り2.1Gbpsおよび上り218Mbpsで、メーカー版の対応周波数帯は以下の通りとなっており、KDDIでは日本国内にて5Gのn3およびn28、n41、n77、n78、n79、4GのBand 1および3、8、18、19、28、41に対応しているとのこと。またSIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。

5G NR: n1, n3, n7, n28, n38, n40, n41, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 28, 38, 39, 40, 41
3G W-CDMA: Band I, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

その他の仕様はおサイフケータイ(FeliCa)やNFC Type A/B、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.3、急速充電(PD3.0)、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、FMラジオ(ラジスマ対応)、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSSなど)、加速度センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパスなど。ワンセグやフルセグ、赤外線通信、ワイヤレス充電には非対応。

OSはAndroid 14をプリインストールしており、スマホの使い過ぎを抑制できる「Google ファミリー リンク」に対応した「ジュニアモード」やシニア世代向けに文字を大きく太く表示できる「かんたんモード」に対応するほか、電話帳に登録されていない番号から着信があった場合に応答する前に自動音声で名前と用件を確認できる迷惑電話対策機能を搭載しています。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

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記事執筆:memn0ck


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