兄弟げんか「いつ仲裁に入ればいいの?」パパママのOK&NGな対処法を解説【ママリ】

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子どもを2人以上持つパパママの中には、「兄弟げんかにどう対処すればいいのだろう…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?兄弟げんかは子どもの成長のために必要なものだとも言えますが、毎日兄弟げんかをして叫んだり泣いたりする子どもに対処するのは大変なこと。そこでこの記事では、兄弟げんかへの理想的な対処法と、してはいけない対処法の両方を解説します。上手に対処できるようになれば、兄弟げんかの頻度も減るかもしれませんよ。

兄弟げんかをするのは当たり前

兄弟げんかが多いとパパママの悩みのタネになりがちですが、実は兄弟げんかをすることはごく自然なことです。

兄弟間で全くコミュニケーションがなければけんかは起こりませんよね?つまり兄弟げんかをするということは、兄弟がよく接触していて仲が良いという証拠なのです。

もちろん、よく話し一緒に遊んでいても兄弟げんかが全くない兄弟もいるので、必ずしも必要とは言えません。しかし小さな子どもにとって兄弟げんかとは、自分の考えや気持ちを相手に伝え、相手にも違う考えがあることを学ぶために必要だと言えるでしょう。

兄弟げんかに対する親の対処方法

兄弟げんかは自然で必要なことだとは言え、パパママにとっては対処に困るできごとですよね。どう対処するべきなのかわからないという方も多いでしょうから、兄弟げんかへの上手な対処法をいくつか紹介していきます。

軽いけんかは放っておいても大丈夫

兄弟げんかの対処法を紹介する前にまず、軽いけんかは放っておいても大丈夫です。小さな口げんかや物のとりあいなら、子どもにとって良い経験となります。子どもたちの様子を見ながら、しばらくは見守ってあげることをおすすめします。

冷静な態度で子どもたちの距離を離す

兄弟げんかがひどくなったときはパパママが冷静になり、一旦子どもたちの距離を物理的に離してあげるようにしましょう。ただし「こっちに来なさい」など指示すると抵抗される可能性があるので、「大丈夫よ、少しだけあっちの部屋でお話しようか?」と優しく諭すように言うことがポイント。

そして子どもの好きな動画やアプリを見せるなど、子どもが落ち着くようサポートをしてあげます。子どもの気持ちが自然に落ち着くのを待ってから話をしましょう。

子どもを否定せず気持ちを受け止める

兄弟げんかをしていた子どもたちの気持ちが落ち着いたら、子どもを否定しないように気をつけながら話を聞き、気持ちを受け止めてあげるようにするのが理想的な対処法です。

まずはなぜけんかになったのか理由を聞き、そのときの嫌な気持ちを「そうか、○○が嫌だったんだね、わかるよ」と受け止めてあげます。そしてもし、兄弟げんか中にひどい言葉を言っていたなら、自分の発した言葉について考えさせてみましょう。

たとえば「お前なんかいなければよかったんだ」と言っていたとします。子どもが落ち着いた状態で「本当にいないほうがいいと思っているの?」と質問をすれば、自分が言い過ぎたことや反省しなければならないこともわかるはずです。

こんな対処方法はNG

兄弟げんかの正しい対処法を解説してきましたが、反対に避けるべき対処法もあります。パパママにとっては正しい対処だと思えることも、子どもの心を傷つけてしまうこともあるので、次のような対処をしないよう意識的に行動してくださいね。

感情的になり大声を出す

勃発した兄弟げんかが悪化してくると、パパママもつい大声を出して止めようとしてしまいますよね。しかし、けんかを止めようとするときに、子どもたちを抑えつけるように大声を出してはいけません。

大声を出して子どもたちを制圧しようとするパパママの行動は、お兄ちゃんやお姉ちゃんが下の子を力で制圧しようとする行為と同じです。子どもたちに「大声を出して怒れば相手は言うことを聞いてくれる」ということを学ばせてしまう可能性もあるでしょう。

上の子を否定する・咎める

「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」「お姉ちゃんなんだからそんなこと言っちゃダメ」と、兄弟げんかではつい上の子の言動を咎めてしまうことはありませんか?

もしかしたら下の子の言動で「悔しい」「つらい」「悲しい」…という気持ちになったのかもしれません。そこでパパママにまで否定されたら、上の子の気持ちは一層つらくなるはず。

兄弟げんかに対処するには頭ごなしに上の子を否定したり咎めたりせず、子どもたちを平等に見てあげることが大切です。

兄弟げんかに関する先輩ママの体験談

兄弟げんかをする子どもたちがいて、パパママが対処する…という図式はどこの家庭でも同じです。そこで、先輩ママは子どもたちの兄弟げんかをどのように感じているのか、ママリに寄せられたコメントの中から、兄弟げんかに関する声をピックアップして紹介しますね。

兄弟げんかの原因になることが多い「おもちゃの取り合い」に関するコメントを見ると、子どもを叱らないことや子どもたちを平等に見ることを実践されている先輩ママがいらっしゃいましたよ。

先に〇〇が使ってたからと待たせたり、ずっと使ってた物ならずっと使ってたんだから貸してあげなだったり。

出典:
qa.mamari.jp

2人で解決策を見つけ始めているなら、そのまま様子を見ます。
そして、先に使うのを譲ってあげた方をたくさん褒めてあげて、譲ってもらった方には『時計の針がここまで来たら交代しようね😄』って仲裁して、交代出来たら譲った方をまた褒める👏
順番はどちらであれ、両方褒めてあげる✨

たまには、私ならマリオを宝として宝探しゲームして、先に見つけられた人が先に遊べるよ~😁✨とかしたりしますかね😂✨

出典:
qa.mamari.jp

2番目のコメントの方の対処法もユニークで素敵ですね。宝探しゲーム以外でも、あっちむいてほいやカードゲームなど、勝ち負けのあるものならなんでも良いでしょう。

「どちらが先に遊ぶか」と揉め始めたらパパママがゲームを考えて、「勝ったほうが先に遊べる」とすれば、子どもにとって遊びがもう一つ増えます。子どもたちだけで同じように遊ぶ順番を決められるようになれば、おもちゃの取り合いで兄弟げんかをすることもなくなるかもしれません。

自分から譲れた子どもをめいっぱい褒めてあげることも大切なこと。おもちゃを譲れたときに褒めてあげれば兄弟げんかが減るかもしれませんし、譲り合いの精神も育てられますね。

兄弟げんかは子どもにとって成長のチャンス

パパママにとっては繰り返し勃発する兄弟げんかに疲弊している方もいることと思います。しかし上手に対処してあげれば、子どもたちにとって兄弟げんかは学びの場にもなるのです。

自分の考えや気持ちを相手に伝えること、反省をすること、謝ること、譲り合うこと…。子どもを落ち着かせて上手に気持ちを引き出し、パパママが受け止めて諭してあげれば、子どもたちは兄弟げんかから多くのことを学んでくれるはず。

この記事で紹介した対処法や先輩ママの体験談を参考にして、子どもが2人とも納得して仲直りできるよう冷静に対処してあげてくださいね。

記事作成: ママリ編集部

(配信元: ママリ