「わいせつ行為もアルコールのせい?」山口達也の“飲酒運転防止”講義に指摘される違和感
2024年8月25日、社会問題にもなった痛ましい事件から18年が経過した。
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「2006年に起きた“福岡3児死亡事故”です。飲酒を重ねて酩酊状態だった男が福岡県の『海の中道大橋』を走行中、先方を走っていた乗用車に追突。乗用車は橋から博多湾に転落して、水没しました。乗っていた幼児3人が溺死し、その両親は全治3週間の大ケガを負いました」(全国紙社会部記者、以下同)
この事件をきっかけに飲酒運転が厳罰化されたが、飲酒運転による死亡事故は後を絶たないのも現実。
「2024年5月に飲酒運転で事故を起こしたとして、トラック運転手の男が逮捕されました。トラックが乗用車に追突。乗用車に乗っていた2歳の幼児とその父、祖父が死亡。トラック運転手の男は、出勤前の呼気検査ではアルコールが検知されませんでしたが、トラックの運転席には酒の空き瓶が数本あったことから、検査後に飲酒した疑いが持たれています」
トラック運転手は事故を起こしたことは認めたものの、「詳しくは覚えていません」と答えているという。
《生業にするのは何か違う》
このような悲惨な事故をなくすため、かつて自身も飲酒運転事故を起こしたことのある元TOKIOの山口達也は、飲酒運転やアルコール依存症に関する講演会を精力的に行っている。
「山口さんは、NPO法人認定の“飲酒運転インストラクター”の資格を持っています。この資格を取得すると、DVDを使った参加型研修を実施し、アルコールの基礎知識や節酒の方法を広めることができるんです。山口さんは、7月にも飲酒運転に関する講演会を行なっていました」(スポーツ紙記者、以下同)
2023年3月に『株式会社山口達也』を設立以降、全国各地でアルコールに関する講演会を行っている山口。
「山口さんは2018年、女子高生に対して強制わいせつ事件を起こし、当時のジャニーズ事務所を退所しました。わいせつ行為に及んだのは、酒に酔った状態でのことでした。2020年には、酒を飲んでバイクの運転中に事故を起こして逮捕されています。アルコール依存症や飲酒運転事故の当事者ということもあり、山口さんの講演は説得力がありますよね」
自らの経験をもとに社会貢献に勤しむ山口だが、その活動に対して否定的な意見もネットでは飛び交っている。
《経験から講演するのは全然いいと思うんだけど、生業にするのは、なんか違う様な気がする》
《依存症から抜け出した経験は伝えるに値するものだけど、それで生計を立てるのはおかしい》
といった声や、
《わいせつ行為をアルコール依存症のせいにしてる気がするんだよね》
《アルコール依存について講演するなら、わいせつ事案についても講演するべき》
など、わいせつ行為については何も語られていないことに疑問を抱く声も。
かつてキラキラのアイドルとしてスポットライトを浴びていた山口。いまもバッチリとキメた髪型とパリッとしたスーツを着こなして講演活動を行うが、光が強ければ、そのぶん、その影は濃くなる。