「仮面ライダーガヴ」知念英和、スーツアクター・縄田雄哉とのタッグに運命感じる カッコよさ全開のアクションに期待
令和仮面ライダーシリーズ第6作「仮面ライダーガヴ」(9月1日午前9時スタート・テレビ朝日系)の放送がいよいよ始まる。異世界からやってきた青年・ショウマが、お菓子がモチーフの仮面ライダーガヴに変身し、 異世界のモンスター“グラニュート”と戦う本作。ショウマ役に抜てきされた俳優の知念英和(19)がインタビューに応じ、見どころのアクションシーンや、座長としての覚悟を語った。
知念はメディアの囲み取材で、役づくりの参考として「仮面ライダーガヴ」のメイン監督でもある杉原輝昭が手がけた「仮面ライダーゼロワン」(2019〜2020)を観ていると話していた。「(主人公の)飛電或人社長がものすごく明るくて、元お笑い芸人ではっちゃけるところが、ショウマにも当てはまるところがありました。『仮面ライダーガヴ』はシリアスなシーンも多いので、ポップなシーンをより明るくするために、どうすればショウマが楽しんでいる姿をお見せできるかを考えるために、『ゼロワン』を参考にさせていただきました」
「ゼロワン」は、アクションシーンのアフレコ練習においても役に立っているという。「僕がいつもやっている練習のひとつに、『ゼロワン』のアクションシーンを見て、自分で実際に声を当ててみるということもしています。これを毎日続けて、アフレコを練習しています」
奇しくも、仮面ライダーガヴのスーツアクターは、ゼロワンなどの1号ライダーを担当してきた縄田雄哉が務める。「これもまた運命ですよね!」と目を輝かせながら語る知念は、縄田と密に話し合いながら、ショウマを作り上げていった。
「縄田さんに『自分はこのシーンではこう思っているんですが、縄田さんはどう思いますか?』と質問したり、お互いの芝居を見て『この時はもう少しこの方がいいですか?』と話し合いながら、ショウマという役を作っています。何と言っても、縄田さんが演じる仮面ライダーガヴがカッコよすぎるので、縄田さんが演じるガヴの良さを、視聴者のみなさんに直接伝えられるように、アフレコも頑張らないといけないと思っています」
知念と縄田で作り上げた仮面ライダーガヴが活躍するアクションシーンは、特に注目だという。「『仮面ライダーガヴ』はCGが多くて、時間や労力がすごくかかっている作品ですが、歴代仮面ライダーシリーズの中でもかなり見応えがある内容になっていると、胸を張って言えます。杉原監督のこだわりとして、最新技術も採用されていて、アクションシーンはものすごく時間をかけて作られています。試写会で観た時、音響もすごく良くて、その場所にいるかのような臨場感を味わうことができました」
学校の同級生や先生に「僕は仮面ライダーになります」と宣言するほど、仮面ライダーに強い憧れがあった知念。「いざ撮影現場に入ると、想像の何倍も多くのスタッフのみなさんが携わっていたり、日本全国に観てくださる方がいるという作品の大きさを身にしみて感じました」と座長としてのプレッシャーも感じているといい、「『仮面ライダーガッチャード』の本島純政さんから託されたバトンは、昭和・平成・令和と続く歴代仮面ライダーの先輩から引き継がれてきたものなので、仮面ライダーという名に恥じないよう、これから1年間頑張っていきたいと思っています」と決意を新たにする。
「仮面ライダーガヴ」をきっかけに、さらなる飛躍が期待される知念。「今後は、サイコパスだったり、自分とは性格的にも真逆の役もしっかりできるような幅広い役者を目指したい」と目標を掲げ、「『知念くんにしかこの表情は出せないよね』と言っていただけるように、努力して頑張りたいです。仮面ライダーの先輩は、今とても活躍されている方が多く、僕たちが想像できないような努力をたくさん積み重ねてきたと思います。僕も負けないように、感化されながら1年間走り切りたいです」と意気込んでいた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)