――実際の話、日本でタトゥーがバッチリ入っているセクシー女優さんって、あまりいないじゃないですか。海外では「タトゥーも個性」と考えられている点もありますが、日本ではどうですか?

叶芽:デビューのときは、いろいろと言われましたね。「タトゥーが入っているからエロくない。そっちに目が行ってしまう」とレビューを書かれたことも。「見てほしいところはそこじゃないんだけど、なんでそこだけ見ちゃうんだろう」とは思いました。あとは「セクシー女優のくせにタトゥーを入れてるなんて、どういうことだ!」みたいな意見も。

◆実際に会うとイメージがガラッと変わる

――ちょっと良くわからない意見ですね。好意的な意見はありましたか?

叶芽:ありがたいことに、好意的な意見もたくさんいただけたんです。タトゥー好きの方から「新しくタトゥー女優さんが誕生したぞ、期待だ!」みたいな。あとは「タトゥーが入っているクール系の女の子が責められているのが興奮する」という意見もありました。今はけっこう責められ役が多いので、ニーズに応えられているかな、と(笑)。

――タトゥーが入っていると、どうしても「責め役」のイメージがありますからね。

叶芽:そうですね、今はファンになってくれた方からも「最初は怖かった」と言われることが多くて。でも初めてイベントをしたときに「叶芽遥希ってタトゥーが入ってるけど、よくしゃべるしよく笑うし、いいな」と思ってくれた方もいます。

◆制服を着てみたいしイチャラブもしてみたい!

――でも出演作品は「タトゥーがある女の子」の部分をメインにしているものが多いですよね。

叶芽:はい、私の出演作って、役って言えるほどの役がないものばっかりなんですよ。素のままの叶芽遥希、ばっかりです。それはそれで求められているわけですから、ありがたいんですけど。

――制服とか着てみたいと思いません?

叶芽:着たいですよ!制服着たいし、イチャラブもしてみたいんですよ、私。ドラマものも出てみたいし、面接でもそう言っているんですけどね……。

――じゃあ「叶芽遥希でイチャラブ作品を撮りたい」ってメーカーさんを募集しましょうか。

叶芽:ぜひお願いします!

◆AV新法の影響でデビュー直後は仕事がなかった

――叶芽さんはデビューが2022年ですが、AV新法の影響は受けていますか?

叶芽:私、デビュー作を6月に撮り終わって、その直後にAV新法ができたんですよ。AV新法と共に生まれました(笑)。でもそこから仕事が全然入らなくなってしまって、大変でしたね。

――さすがに笑えないですよ……。当時は業界全体が混乱していたので、仕方がないかもしれませんが。叶芽さんはハードな撮影が多いですが、AV新法で事前に撮影内容が説明されることで安心できる面はありますか?

叶芽:そういう安心感は、とくには。ただ契約から撮影までの1か月をジムに通ったり、美容院に行ったり、準備期間にできるのはありがたいですね。最初は困りましたけど、今はうまく付き合っています。

――叶芽さんはAV新法、あったほうがいいと思っていますか?

叶芽:うーん、今からセクシー女優をやりたいと考えている子にとっては、考える時間があるのはいいと思います。でももう活動を始めている女優さんは、やっぱりいらないって方もいますから難しいですね。

◆タトゥー以外の身体改造経験も豊富

――ちょっと話が変わりますが、タトゥーを入れている方って身体改造をしている方も多いじゃないですか。叶芽さんはそちらには興味はないんですか?

叶芽:実は私、デビュー前にスプリットタンをやっていたんです。自分で舌の先を切って。デビューするときに手術で治したんですけど。ピアスももっとスゴイのを付けていて、もう穴がポッカリ空いているみたいな状態だったんですよ。