恵比寿駅から徒歩3分の『福味み』は、飲食店がひしめく賑やかなエリアにあって、目利きの大人たちが集まる酒場。

こちらで堪能できるのは、九州の食材を活かした創作和食。

目を奪われる変形カウンターは、デートでも喜ばれること必至だ!


絶妙な角度のおかげで、店の雰囲気とふたりの会話を両方楽しめる

厨房を囲む変形カウンターは、座った時にスタッフと目線が合うように、客席の床が上げられている。店主が長年かけて全国で集めたという酒器にも注目


雑居ビルの2階に入る『福味み』の扉を開けてまず印象的なのが、角ばった多角形型のカウンターだ。

「どの席からも全体を見渡せて、お客さんが互いに楽しんでいる様子が分かるような、一体感のあるカウンターにしたいと思いました」とは店主の福留達成さん。

そこで提供されるのは、福留さんの故郷・宮崎を中心とする九州各地の食材を使った創作和食だ。



たっぷりのねぎとポン酢を合わせた「宮崎赤鶏のたたき」¥880。筋肉質な親鶏の食感が楽しい


宮崎牛や長崎の雲仙ハムなど、キャッチーな名物が並ぶが、一番人気は宮崎赤鶏。飼育400日以上の親鶏をたたきや鶏刺しにして提供。

コリコリとした食感で噛めば噛むほど旨みが出る鶏は、恵比寿にいながら宮崎ローカルを感じさせるほど鮮やかな味わい。



本まぐろや黒むつなどが入った「お造り盛り合わせ」1人前¥1,200


他にも、お造りを食べれば細かな切り込みが施された鮮魚に、銀座の和食店で腕を磨いたという福留さんの実力が表れている。




カニの身が贅沢に入り、チーズでさらにコクが増す「蟹味噌クリーム春巻き」1本¥605。




バター醤油に絡めてから揚げた「トウモロコシの唐揚げ」¥900。

香ばしさがあり、ちょっと懐かしい気分になるのもポイント。




〆に登場した土鍋ご飯「鮭ハラスといくらの醤油漬け」¥3,500。


旬を感じる日本酒は¥950均一!

日本酒は限定モノから定番まで、日替わりで常時10種。右からクリアな後味の「新政 コスモス2023」、旨みあふれる「森嶋 山田錦 純米吟醸」、酸味が心地良い「仙禽かぶとむし」


本格和食顔負けの料理はもちろん日本酒を呼ぶが、全種類1合¥950という明朗さがまたありがたい。

「うちはあくまで居酒屋。食材やお酒にはこだわりながらも、普段使いしてほしいので」

そんな店主の心意気が感じられる酒場をデートに選べば、ふたりで肩の力の抜けた夜を過ごせるはずだ。


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