[左]Photo by Petty Officer 1st Class Kristin Fitzsimmons, USN https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hulk_Hogan.jpg [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201779166/ Remixed by THE RIVER

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マーベル映画シリーズのクリス・ヘムズワースと、『ジョーカー』(2019)のトッド・フィリップス監督の強力タッグが期待されていたハルク・ホーガンの伝記映画が、残念ながら頓挫となったようだ。

ハルク・ホーガン(本名:テリー・ジーン・ボレア)は、1970年代にプロレスラーとしてキャリアをスタートさせたWWEの“超人レスラー”。マーベルのスーパーヒーローであるハルクにちなんだリングネームと、ショウマンシップに溢れたパフォーマンスで絶大なる人気を博したホーガンは、スポーツとしてプロレスの地位を引き上げることに貢献した人物だ。

米のインタビューで、同企画について質問されたフィリップスは「自分たちがやろうとしていたことは気に入っていますが、自分には無理でしょう」と回答。企画がすでに頓挫していることを示した。

この企画は当初作品として発表されていたが、2023年5月に同社がプロジェクトから離脱し、同月に全米脚本家組合のストライキがスタート。その約2ヶ月後には全米映画俳優組合がストライキに加わり、諸々の事情が重なって思うように企画が前進しなかったものと予想される。

2024年5月にはヘムズワースが、「今のところは正式に実現するとは言えないんですが、ゴーサインが出れば取りかかれるでしょう」としていたものだが、待望のプロジェクトはお蔵入りとなってしまった。

フィリップス&ヘムズワースの映画は頓挫となったが、これとは別にハルク・ホーガンのセックステープ流出事件を映画化する『Killing Gawker(原題)』がだ。こちらは、『AIR/エア』(2023)など数多くの作品でタッグを組んでいるマット・デイモン&ベン・アフレックが製作を務め、監督には、アフレック&デイモンの出世作である『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1998)を手がけたガス・ヴァン・サントが就任。ハルク役を誰が演じるのかも注目されているプロジェクトが、順調に進むことを期待したい。

なお、フィリップスが監督を務める最新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、2024年10月11日に日本公開。

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