家づくり専門家が教えるモデルハウス見学での重要ポイント！「広く見せるためのトリック」に要注意！

「知らないと怖い！モデルハウス見学の闇を暴露します！」と題して、職人社長の家づくり工務店の平松社長が新たな動画を公開した。この動画では、モデルハウスを見学する際に注意すべきポイントを、裏エピソードも含めて詳しく説明している。

動画の冒頭で平松社長は、見学時における主観や勘違いについて注意を促した。「寸法とか温度湿度はメジャーや温度計などを使って計測し、本質的な比較をすることが重要」と強調し、見落としがちな部分を明かした。

まずは外観のチェックから。デザインだけを見るのではなく、パッシブデザインの要素に注目してほしいという。平松社長は「自然エネルギーを有効利用することが、快適な家づくりに繋がる」と解説。南向きの大きな窓や適切な日差しの遮蔽など、具体的なポイントも紹介した。さらに、塀が、プライバシーと日差しを取り入れるのを両立できているかもチェックすべきといい、素材感や耐久性も必ず確認してほしいとアドバイスした。

続いては室内の見るべきポイントについて紹介。まずは入った瞬間の空気をチェックしてほしい、とのこと。「化学物質濃度などが換気されていい空気かどうかは、入った瞬間が一番わかるので、しっかり嗅いでください」と平松社長。他にも収納や動線についても入念に確認するのがポイントだそうだ。

ここでモデルハウスのからくりについて触れ、「部屋を広く見せようとして、ベッドのサイズをわざと小さめに作っている業者もいると聞いたことがあります」と驚きの事実を暴露。「企業戦略ですよ」と述べ、自社では行わないが、そうした手法を取っているケースもあるため見学時には主観を排除することの重要性を強調した。

さらに、担当者の知識レベルも見極めることが、安心な家づくりには欠かせない要素だと述べた。「素材や間取り、動線などについて明確に理由を説明できるスキルが大事です。見えない部分の構造を説明できるかどうかで、その担当者のレベルを判断するとよいでしょう」（平松社長）。

最後は「家づくりは人生作り」としたうえで、あらためて「長さや温湿度を測るツールを持って見学することで、後で思ったのと違うなとならないような良い見学ができます」と、主観を排除する重要性を説いて締めくくった。