映画「ニューノーマル」PRのため、チェ・ジウとチョン・ボムシク監督が来日

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 チェ・ジウが7年ぶりにスクリーン復帰!共演にミンホ(SHINee)、P.O(Block B)ら豪華キャストを迎え、「コンジアム」のチョン・ボムシク監督がメガホンを取った最新作映画「ニューノーマル」が全国公開中だ。

【写真】映画PRとしては18年ぶりの来日となるチェ・ジウ

 本作の公開を記念して、主演のチェ・ジウとチョン・ボムシク監督が緊急来日し、初日記念プレミアムイベントが実施された。チェ・ジウは映画関連での来日プロモーションは「連理の枝」以来、実に18年ぶりとなった。

 台風7号が接近する中での舞台あいさつとなったが、会場は満員。チェ・ジウが姿を見せると、拍手と歓声に包まれた。チェ・ジウは日本語で「こんにちは。本当にお久しぶりです! 久しぶりに皆さんにお会いしてごあいさつできることがうれしくて、舞台裏でずっと胸が高まっていました」とほほ笑んだ。

 日本で舞台あいさつに登壇するのは、18年ぶりと言わたチェ・ジウは「そんなに時間が経っているとは気づきませんでした。こうやって新しい作品を携えて、また皆さんの前に立ててうれしく思っています」と語った。司会者から「チェ・ジウさんの美しさは変わりませんね」との言葉には、日本語で「ほんとですか? ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。

 チョン・ボムシク監督は、日本での舞台あいさつは今回が初めて。前作の「コンジアム」は本国韓国はもちろん日本でも話題を呼んだが、韓国スリラーの鬼才は日本のファンを前に「すごく緊張しています…」と恥ずかしそう。その様子を隣で見ていたチェ・ジウが、思わず笑みをこぼす一幕も…。

 監督は本作について「超自然現象や幽霊の恐怖ではなく、人間の恐怖を描いた作品です。社会的背景という点でも、日本と韓国は似ているところがあると思うので、日本の皆さんの反応が気になります。チェ・ジウさんを含め6人の主役がいますが、どの方も皆さんが大好きな俳優です。特にチェ・ジウさんの演技における〝変身〟ぶりを、日本の皆さんがどう受けとめてくださるのか? 期待しています」と思いを語った。

 チェ・ジウはなぜ、復帰作としてこの作品を選んだのか聞かれ「脚本を読んですごく面白かったんです。とはいえ、この役を私が果たして演じられるのか? という心配はありました。私にとって、全く新しいタイプの役だったので、最初に監督には『自信がないです』とお伝えしました。でも監督の前作が、韓国でたくさんの人に愛された作品だったので、その監督を100%信じて挑戦してみようと思いました」と明かした。

 チョン・ボムシク監督は、この意外なキャスティングについて「誰が見ても『予想を裏切られた!』と感じてもらえるようにしたくて、当然ですがそのためには演技力も美貌も必要です。では、誰が演じたら『予想を裏切られた!』という言葉を聞けるかと考えて、チェ・ジウさんにお願いしました。ご本人も『これを私がやるんですか?』とおっしゃっていて、それを聞いて『いける!』と思いました。完成した作品を観たら、予想以上にすばらしい演技で感謝しています」と自信をのぞかせる。

 この日は、Xに寄せられたファンからの質問にも2人が答えた。本作で、ヒョンジョンという女性を演じたチェ・ジウへ「何を参考に、どう役作りしたのか?」という質問が寄せられ「監督は、1931年の古典映画『M』という作品を薦めてくださいました。その映画を見て、監督がヒョンジュンをどうつくりたいと考えているかを理解することができました。映画の中に詳しい説明はないんですが、監督と一緒に考えながら役作りをしていきました」と明かした。

 一方、監督には「女優、そしてひとりの人間としてチェ・ジウさんはどんな人で、どんな魅力を持っているか?」という質問が。監督は「チェ・ジウと言えば、成熟したすばらしい俳優ですが、今でも常に新しい面を見せてくれる、どこまでも可能性のある女優さんだと思います。トップ女優ですから、オーラもカリスマ性も持ち合わせていますが、現場や日常ではすごく気さくな方です。チェ・ジウさんが現場にいると、私が何も言わなくても、スタッフは自ら動いてくれて、撮影がうまく進むんです。だから大変な撮影がある日は冗談で『今日はチェ・ジウさんは来ないのかなぁ…』と言ってました(笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。

 最後にチェ・ジウは観客を前に「これからは、もっと頻繁にお会いできるチャンスが増えたらと願っています。映画は、怖くてゾクっとするようなシーンもありますが、楽しめるシーンも多いので、皆さん楽しみながらご覧ください。ありがとうございました」と語りかけ、会場は再び温かい拍手と歓声に包まれた。

「ニューノーマル」
全国公開中

監督・脚本:チョン・ボムシク「コンジアム」
出演:チェ・ジウ「冬のソナタ」、イ・ユミ「イカゲーム」、チェ・ミンホ(SHINee)「ザ・ファビュラス」、ピョ・ジフン(Block B)「ホテル・デルーナ」、ハ・ダイン、チョン・ドンウォン
2023年/韓国/韓国語5.1ch/113分
原題:뉴 노멀(英題:NEW NORMAL)/字幕翻訳:根本理恵
提供:AMGエンタテインメント ストリームメディアコーポレーション/配給:AMGエンタテインメント
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(よろず~ニュース編集部)