先週開幕したパリ五輪。現地時間7月26日(金)に行われた開会式ではルーブル美術館やコンシェルジェリーをはじめパリ市内の名所を舞台にパフォーマーたちが迫力の歌やダンスを披露、世界中の観客を魅了した。レディー・ガガもその1人。開会式の冒頭にサプライズ登場したガガはダンサーたちと共にフランスの大スター、ジジ・ジャンメールの「Mon Truc En Plumes」を披露した。でも実はこのパフォーマンスがライブではなく、開会式の数時間前に録画されたものだったことが明らかになった。雑誌『バラエティ』が報じている。

開会式の振付師モード・ル・プラデックによると「安全上の理由からこのパフォーマンスだけを録画した」。開会式はあいにくの雨だったが、天気予報でそれがわかったために事前に録画することにしたという。「分刻みで更新される予報をこんなに注意深く見たのは生まれて初めてだった。開会式の時間帯に確実に雨が降ることがわかって、たとえ数滴の雨でも出演者には危険すぎると判断した」とル・プラデック。ガガのパフォーマンスではセーヌ川沿いの階段がステージの一部として使われた。「地面はとても滑りやすくなっていただろう。彼女はヒールを履いていたし、水辺も近かった。それに階段もあった」「ガガは絶対にやりたいと言っていたので、キャンセルするのではなく事前に収録する方法を選んだ」とコメント、録画していなかったらガガのパートは中止になったと明かした。ちなみに撮ったのは映像だけ。開会式では録画したステージに合わせて、ガガがライブで歌ったという。

ル・プラデックも指摘しているが、このステージはかなり滑りやすかったよう。ダンサーがパフォーマンス中に転倒するシーンが開会式放送中に確認されていた。普通の天気でも転んでしまうほどだったのだから、雨が降ったら大変なことになったはず

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