「ありがとう いつまでも忘れないよ」学校から消えるアスレチック遊具に児童たちがお別れのセレモニー 住民らも参加し感謝の意伝える=静岡・富士市
静岡県富士市の小学校で7月19日、40年以上に渡って子どもたちに愛されてきたアスレチック遊具に別れを告げるセレモニーが開かれました。撤去が決められた背景には老朽化などの理由がありますが、子どもたちは大好きなアスレチック遊具に感謝の気持ちを伝えました。
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<児童>
「ここにつけよう。一番遊んだから、穴でっかくてさ」富士市立富士見台小学校の子どもたちがやってきたのは、学校のシンボルでもあるアスレチック遊具です。7月下旬に取り壊される予定です。
<児童>
「幼稚園の頃もここで遊んでて、この紐で遊んだりして」 「友達と一緒にここを誰が一番早く行けるとかで」 「友達といろいろな思い出があるから、いろいろな思い出を作ってくれてありがとう」富士見台(小学校のアスレチック遊具は、43年前に完成しました。
<富士市立富士見台小学校 藤森三奈校長>
「当時のPTAの方々が古紙回収などで貯めたお金をずっと貯めておいて下さって、子どもたちが楽しめるものをということで、学校の先生方とも協力して建てられた。子どもたちは残念だなとか寂しいなという思いが強いと思います。ただこれをきれいに直すとなると莫大なお金と時間がかかってしまうと思うし、いつかは何とかしなければというぐらい、だいぶ古く朽ちてしまったので、解体の決定をしました」<児童(5年生)>
「たくさんの思い出を作ってくれてありがとう。いつまでも忘れないよ」19日に開かれたお別れセレモニーには、児童だけではなく、長年、遊具の維持や修理に携わったPTAや住民たちも参加しました。
<建設時に携わった西原秀夫さん(75)>
「できるだったら残してあげたいって気持ちはあるけど、安全から考えたらなかなかそうは言っていられませんよね。忘れないでいつまでも思い出として残ってもらえれば」子どもたちも、たくさんの思い出を作ってくれたアスレチックに感謝でいっぱいです。
<児童(1年生)>
「もうお別れだから、アスレチックありがとうという気持ちを伝えました」 <児童(6年生)> 「なくなってしまうのはとても悲しいです。今までみんなを楽しませてくれてありがとうという気持ちを伝えました」アスレチック遊具はなくなってしまいますが、富士見台小学校の子どもたちや地域の人々の心の中には、これからも残り続けます。
<全員>
「ありがとう」