THE RIVER | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35437565993/ | Remixed by THE RIVER

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マーベル・スタジオといえば、巨大な(MCU)の統括を担い、あらゆるキャラクターやストーリーを厳しくコントロールしていることでおなじみ。ところが、『デッドプール&ウルヴァリン』でMCUに初参加となったライアン・レイノルズによると、意外にも押しに弱いらしく……。

米Varietyは、レイノルズや監督のショーン・レヴィに対して、「『デッドプール』の第1作には“X-MENをたくさん登場させる予算がない”というジョークがありました。今回はより自由でしたか?」との質問を投げかけている。すると話の流れで、レイノルズが「マーベルにはパターンがあることがわかった」と口にしたのだ。

「(マーベルに対して)“こういうことをしてもいいですか、こういうのを観たいんです”と言っても、“ノー、絶対ダメです”と言われることがあります。だけど、1週間くらい経ってから、“先週話したことなんですけど、ダメですか”と聞くと、“うーん…”という感じ。さらにその1週間後、“本当に必要なんですよ”と言うと、“OK、わかりました。いいでしょう、あとでなんとかします”と」

絵に描いたような押しの弱さである。もっとも、レイノルズは「必要は発明の母」であり、「クリエイティブなプロセスでは、制約が多いほど枠にとらわれず考えられるようになる」とも語った。「個人的には、必要な映画を作る以上の予算はいらない」と。

ちなみに監督のレヴィによれば、本作はMCUに合流したことで、「特定のキャラクターや物語にアクセスする制限はほとんどなかった」という。それでも、レイノルズの“押し”によって許可を得られたところも少なくはないようで、この作戦が発動したのは「映画の核となる部分で少なくとも6回」。業界では百戦錬磨のレイノルズである、うまくアイデアを通すための“押し方”を心得ているにちがいない。

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日(水)世界最速公開。

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