有村架純

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 女優の有村架純が28日、都内で行われた7月期月9ドラマ「海のはじまり」(7月1日よりフジテレビ系で毎週月曜夜9時〜)完成披露試写イベントに登壇し、Snow Manの目黒蓮との再共演を振り返った。

 本作は、社会現象となった2022年のドラマ「silent」のスタッフ(脚本:生方美久、演出:風間太樹、 プロデューサー:村瀬健)が再集結し、“親子の愛”をテーマに描くオリジナルストーリー。イベントには主演の目黒をはじめ泉谷星奈、木戸大聖、池松壮亮、大竹しのぶも登壇した。

 有村が演じるのは、主人公・月岡夏(目黒)の恋人である百瀬弥生(ももせ・やよい)。弥生もまた、夏が大学時代に交際していた水季(古川琴音)の訃報をきっかけに動き始める。目黒とは2022年公開の映画『月の満ち欠け』以来2度目の共演となる。「正直、目黒くん自身のことは知らないことの方が多いんですけど、プライベートな会話をしなくても、役を通してお互いに身を委ねて信頼しながら各シーンを作っていけたらいいなって思っているんです。お芝居の中でキャッチボールをしながら信頼関係を築いていっている途中かなと思います」と共演の印象を振り返る。

 弥生役について「非常に難しい役どころだなと思いながら過ごしている」という有村。「弥生にとって夏は救いの存在。その夏との未来を考え始めていた頃に、そういった出来事が起こって、想像していた自分の未来がちょっと違う方向に向いてきたぞというところ、そこの感情の機微というものを見落とさないよう、監督と話し合いながら弥生という像を作り上げているところです。まだ自分自身探しながら紡いでいっているという感じです」と感想を述べる。

 イベントでは七夕にちなんでそれぞれの短冊を紹介し合う一幕もあったが、有村は短冊に「みんなが報われますように」との書き込みをして登壇者の注目を集めた。有村はこれについて「『海のはじまり』に登場する登場人物みんなもそうですし、キャスト、スタッフ、世界中のみんな、毎日一生懸命過ごしている。大人になればなるほどグッと堪える瞬間があったりとか思うんです。この世界のみんなが報われてほしいなと思います」とその意図を説明していた。(取材・文:名鹿祥史)