西友は、2025年に「食品スーパーでNo.1」になることをめざす中期経営計画に基づき、製造小売業化と“質販店化”に向けた商品力強化を進めている。惣菜では、製造小売業化によるオリジナルメニューの開発力強化を進めており、6月24日から“ココロとカラダの健康”をコンセプトにした西友オリジナルの健康弁当シリーズを新発売する。

健康弁当シリーズは、(1)厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を踏まえて600kcal以内とし、(2)5色(赤・黄・緑・白・黒)の食材を使用し、(3)栄養成分を数値で訴求できる−−という3点を開発の要件としている。これによって、栄養と彩りのバランスが良く、カロリーにも配慮した、女性や健康を重視する消費者の需要に応えられるお弁当が完成した。

今回発売する商品は、(1)3種の豆(ガルバンゾ・大豆・枝豆)と鶏肉でタンパク質を摂取できる「タンパク質が摂れるガパオライス」、(2)“気仙沼産サバ”とひじきで、鉄分が摂れる「気仙沼産サバと野菜の黒酢あん弁当」、(3)オメガ3脂肪酸が含まれる良質な鶏を竜田揚げにした「玄米鶏×玄米ごはん弁当」の3商品となる。

西友では、今年、女性や健康を重視するお客さまの需要を意識して、ヘルシーな“わっぱめし”シリーズをテスト販売したところ、「炙り焼サバごはん」(売上計画比1.1倍)や「焦がし醤油仕立ての鶏そぼろごはん」(売上計画比2.5倍)など好調な売上を記録し、非常に好評を得た。この結果を受け、これまで西友が得意としていたボリューム感重視のお弁当だけでなく、女性や、健康を重視する消費者向けの商品開発を強化することを決定した。

西友の惣菜改革のテーマは、「消費者の食のシーンやニーズにあわせたメニュー提案を行う」こと。多様化する消費者の食のシーンやニーズ、地域の食文化に柔軟に対応し、かつ、おいしさと手頃な価格を実現するために、全国に6ヵ所ある自社工場を活用して、(1)商品開発コンセプトを自社で設定(2)商品開発コンセプトに基づき、メニューを企画(3)原料を産地に遡り調達(4)自社工場で独自の味付け・調理を行う−−のような製造小売業化を促進していく。

今回のランチシーン向けの「健康弁当シリーズ」における、原料調達、自社工場での独自の味付け・調理の一例として、「玄米鶏×玄米ごはん弁当」では、メニューに合う鶏肉として、鶏肉の加工レベルや品質が高いタイから調達。また「気仙沼産サバと野菜の黒酢あん弁当」では、気仙沼産サバを現地調達し、自社工場において黒酢のまろやかな酸味とフルーティーな甘味を生かしたこだわりの黒酢あんなどで、独自の味付け、調理を行っている。

節約志向が続くなか、中食需要は年々伸長し、年代問わず食における健康志向への関心は高い傾向があることを受け、西友では、今後も、消費者の食のシーンやニーズに対応した付加価値の高い惣菜メニュー開発を通して、「西友が身近にあってよかった」と、消費者に選んでもらえるNo.1食品スーパーになることをめざす考え。


「タンパク質が摂れるガパオライス」は、植物性タンパク質が含まれる3種の豆(ガルバンゾ・大豆・枝豆)や鶏肉、玉ねぎなどを具材に使用。十六穀米に目玉焼風オムレツをのせ、ヘルシーに仕上げている。そして、本場タイのホーリーバジル入り調味料を使用し、辛みが強めの本格的な味わいに仕立てている。


「気仙沼産サバと野菜の黒酢あん弁当」は、鉄分が摂れる“気仙沼産サバ”の竜田揚げとひじきとともに、れんこん、かぼちゃ、卯の花などの健康的な副菜で彩った鉄分・食物繊維が摂れるお弁当。おかずには、黒酢のまろやかな酸味とフルーティーな甘味を付与した西友オリジナルの黒酢あんをかけている。調味料は少なめにすることで、野菜本来の味を楽しめる。押し麦を使ったひじきご飯を主食に、食物繊維も摂取できる一品となっている。


「玄米鶏×玄米ごはん弁当」は、通常の鶏肉と比較して、オメガ3脂肪酸が2.6倍含まれる玄米鶏の竜田揚げを使用した。副菜には、香り高いバジルオイルで和えた赤パプリカ、かぼちゃ、ブロッコリー、ひじきなどを彩り豊かに添えている。玄米ごはんで、栄養を摂りつつ、ヘルシーかつ満足できる量を食べたい人におすすめとなっている。

[小売価格]
タンパク質が摂れるガパオライス:399円
気仙沼産サバと野菜の黒酢あん弁当:459円
玄米鶏×玄米ごはん弁当:499円
(すべて税別)
[発売日]6月24日(月)

西友=https://www.seiyu.co.jp