平成にブレーク「まりもっこり」の近況 「ロングセラーになるとは」
![まりもっこりボールチェーンマスコット。税抜き350円は平成時代から変わらない値段だという=2024年6月10日午前11時52分、札幌市東区](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/6/d6929_1509_b4dda81f_607db86c-m.jpg)
平成の時代に大ブレークした北海道のご当地キャラクター「まりもっこり」。
一時期に比べれば見かける機会は減ったが、令和になっても静かに売れ続け、新作も出ている。来年には20周年。近況を取材した。
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■土産店で存在感
札幌・狸小路にある老舗の土産物店「たぬきや」。「ハローキティ」「ちいかわ」「シマエナガ」などの人気シリーズが並ぶ一角に、その姿はあった。
タレ目、緑のジャージー、もっこりとした股間……。阿寒湖(釧路市)に生息する「マリモ」をモチーフとする「まりもっこり」だ。
「ピーク時に比べれば勢いは落ちたが、キャラとして生き残っており、お土産の定番品として需要がある。ここまでロングセラーになると思わなかった。外国人観光客ではなく、買っていくのは日本人。『懐かしい』『まだあるんだね』と手にとっていく」
歴30年超のベテラン店員は証言する。
まりもっこりは2005年生まれ。札幌市の土産物卸業「キョーワ」(現在の社員数は4人)が売り出した。