とちぎテレビ

子どもたちに障がいや多様性について知ってもらおうと、小山市で23日、園児とパラスイマーの交流会が開かれました。

23日は、城東にこにこ保育園と楠エンゼル幼稚園の園児や保護者など、およそ300人が参加しました。園児の前に登場したのは、パラスイマーで8月に開かれるパリ・パラリンピックに出場が内定している田中映伍選手と西田杏選手の2人です。

交流会は保育士達が「みんな違ってみんないい」ことを伝えたいと企画したもので、質問コーナーではみんなで考えた質問を、代表の園児が選手に問いかけます。

「『義足』って何ですか」と聞かれた西田選手は、義足を実際に外して見せ「これを使って歩いたり走ったりしています」と説明。園児たちも選手に義足を運んだりストレッチや帽子の着用など補助が必要な場面でお手伝いしたりと、パラスイマーとのふれあいを楽しみます。

最後はみんなで一緒にプールに入り田中選手と西田選手、2つのチームに分かれてゲームを行うなど、園児たちは障がいや多様性について理解を深めたようでした。

参加した園児は「(ゲームで)マットを押したのが楽しかった。」「(選手2人に対して)すごいなと思った。一緒にプールで遊べたところが楽しかった」と話しました。

また、パラスイマーの西田杏選手は「小学校に入る前に障がいのある人と交流する機会はなかなか無いと思う。子供たちにとっても理解が深まったのかなと感じています」と話し、田中映伍選手は「思ったよりも喜んでくれてよかったです。また小さい子たちと関われる機会が増えればいいなと思っています」と笑顔を見せました。