動物保護団体が12日、済州市朝天邑の果樹園の不法屠殺現場にいた犬を救助した。 [写真 済州幸福遺棄犬・遺棄猫保護所インスタグラム]

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補身湯(ポシンタン)にして食べようと飼育していた犬を不法屠殺した60代のAが警察に捕まった。

済州道(チェジュド)済州東部警察署は動物保護法違反の疑いでAを立件したと14日、明らかにした。

Aは12日午前10時ごろ、済州市朝天邑(チョチョンウプ)の果樹園で犬を不法屠殺した疑い。

情報提供を受けた動物保護団体はAの不法行為を警察に通報し、当時果樹園にいた他の犬2匹を救助した。

団体が現場を訪れた当時、Aはすでに他の犬の前で犬を屠殺した状態だった。

Aは警察で「健康が良くないので補身湯を食べようとした」という趣旨で陳述したという。

警察はAを呼んで詳細な事件経緯を調べる予定だ。

動物保護法上、他の動物が見る前で動物を殺したり残忍な方法で屠殺したりすれば処罰が可能だ。

今年2月に「犬の食用目的の飼育・屠殺及び流通等の終息に関する特別法」が国会を通過し、食用目的で犬を飼育・屠殺することを禁止した。