『スパイダーマン』新作ドラマ、ニコラス・ケイジ主演で製作決定!

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ソニーによるスパイダーマンに関連するキャラクターをベースにしたフランチャイズ企画「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(以下、SSU)」で進められている実写シリーズで、オスカー俳優のニコラス・ケイジが主演を務めることが正式に決定した。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

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ニコラスにとって初のドラマレギュラー

「SSU」で進められている実写ドラマシリーズ『Silk: Spider Society(原題)』と『Noir(原題)』のうち、後者がニコラス主演でシリーズ化が決定した。今年2月時点で出演交渉が行われていると伝えられていたが、正式契約にこぎ着けたようだ。

ニコラスは、アルコール依存症の男を演じた1995年の映画『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。『赤ちゃん泥棒』『コン・エアー』『アダプテーション』『ナショナル・トレジャー』など、いわゆる大作映画からインディペンデント系の映画まで幅広く出演し、その演技力で高い評価を得てきた。アメコミファンとして知られる彼は、マーベル映画『ゴーストライダー』シリーズに主演。昨年公開されたDC映画『ザ・フラッシュ』ではスーパーマンとしてカメオ出演していた。そんなニコラスは、アカデミー賞の長編アニメ映画賞に輝いた2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でスパイダーマン・ノワールの声を担当していた。同キャラクターが実写化されるのは今回が初めてだ。また、ニコラスにとってこれがテレビシリーズ初レギュラーとなる。

舞台は1930年代のニューヨーク。公式あらすじによると、年老いて運も落ちた私立探偵が、この街の唯一無二のスーパーヒーローとしての過去と向き合うことを余儀なくされるという。大恐慌時代のニューヨークを舞台とするノワール版のピーター・パーカー/スパイダーマンは、赤いスーツ姿で知られる明るい少年のスパイダーマンと違って、敵に対してより暴力的に振る舞い、倫理観についても考えるキャラクターだ。

『Marvel パニッシャー』のショーランナーだったスティーヴ・ライトフットと『ザ・ロストシティ』の脚本家オーレン・ウジエルの二人が、製作総指揮とショーランナーを兼任。製作総指揮には、『スパイダーマン:スパイダーバース』を手掛けたフィル・ロード、クリストファー・ミラー、エイミー・パスカルが参加。最初の2話の監督を務める『エノーラ・ホームズの事件簿』のハリー・ブラッドビアも製作総指揮に名を連ねる。

Amazon Prime Videoで世界配信される本作について、Amazon MGM Studiosのテレビ部門代表であるヴァ―ノン・サンダースは次のように述べている。「『ノワール』とともにマーベル・ユニバースを拡大するのはほかに類を見ない特別な機会ですし、世界中のPrime Videoユーザーにお届けできることを光栄に思います。並外れた才能の持ち主であるニコラス・ケイジは、我々の新たなスーパーヒーローとして理想的な選択肢です」

『スパイダーマン:スパイダーバース』は、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety、英Radio Times