映画の主題歌タイトルは「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」

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 映画『告白 コンフェッション』(5月31日公開)完成披露試写会が30日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、主題歌を担当するロックバンド・マキシマム ザ ホルモン(マキシマムザ亮君、ナヲ、ダイスケはん、上ちゃん)がサプライズで登壇。これまで隠されていた主題歌のタイトルが「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」であること、生田斗真がゲストボーカルとして主題歌を歌っていることが発表された。イベントにはダブル主演を務める生田、ヤン・イクチュン、そして奈緒、山下敦弘監督も参加した。

 本作は、「カイジ」などの福本伸行と、「沈黙の艦隊」などのかわぐちかいじによるサスペンスコミックを実写映画化。大学の山岳部OBで親友同士の浅井啓介(生田)とリュウ・ジヨン(ヤン)が、登山中の悪天候により命の危険にさらされたことから、ジヨンが胸の内に秘めていたある出来事を告白。そのことにより二人の関係が極限までこじれていくさまを描く。

 生田は「ずっと言いたいことがあったのですが、今日まで我慢していました」と話し出すと「わたくし生田斗真は『告白 コンフェッション』の主題歌を歌っております」と告白。経緯について生田は「マキシマムのメンバーに主題歌を歌ってほしいと相談したら、快く受けてくださったのですが、亮君が『せっかくだから一緒に歌おうよ』と言ってくれて……。とんでもないコラボが実現しました。後々CDとして音源もリリースします」と説明した。

 実際にレコーディングに参加したマキシマム ザ ホルモンのメンバーたちは、生田の歌声に「表現力がめちゃめちゃすごかった」と絶賛すると、生田は「上ちゃんがすごく褒めてくれて……。早く皆さんに聴いてもらいたいです」と会場に呼びかけていた。

 生田と共に主演を務めるヤンは「生田さんはダビデ像のようにほりが深いお顔でハンサム。最初は冷たい人なのかなと思ったのですが、小さないたずらにも声を出してくれたり、日本語をサポートしてくれるなど、とてもいい方」と人柄を絶賛すると、生田も「韓国を代表するヤン・イクチュンさんとご一緒できたことは、今後の俳優人生の財産になりました。アジアの映画が世界中で盛り上がっているので、日本だけではなく国外にも届いてくれたら」と思いを述べた。

 撮影は2日間だけだったという奈緒は「現場で過ごす時間は短かったですが、衣装合わせなどで山下監督とたくさんお話しする時間をいただけたので、楽しく過ごすことができました。わたしは(ヤンが監督・脚本・主演を務めた)『息もできない』が大好きで、撮影前に韓国語を練習して『イクチュンさんと友達になりたいです』と初日に言ったんです」と裏話を披露。ヤンも「素敵な生田さん、可愛らしい山下監督、世界で一番きれいな奈緒ちゃんとベストを尽くして頑張れました」と充実した撮影を振り返っていた。(磯部正和)