ドイツ、スペイン、アルゼンチン!代表戦の「ピッチチェック」で着たadidasウェアはこれ
3月に行われたインターナショナルマッチウィーク(代表ウィーク)。
今回は各メーカーが新作のユニフォームや各種トレーニングキットなどの発表直後ということもあり、試合でのユニフォームをはじめ、ウォームアップ時やピッチ入場時に着用するウェアも注目を浴びた。
そして、選手がピッチコンディションの確認(ピッチチェック)中に着たウェアもまた興味深かった。
ここでは、adidasと契約する3チームがピッチチェックの際に着用したウェアをご紹介しよう。
アルゼンチン
アルゼンチンは3月の代表ウィークでエルサルバドル、コスタリカと対戦。2試合ともアメリカ合衆国で行われている。
この2試合のピッチチェックの際に着用していたのは、発表されたばかりの新作ウェア『トラベルパーカー』だった。
2024アウェイユニフォームと同様に、少し80年代を感じさせるブルーが鮮やかなデザイン。エンブレムとメーカーロゴは通常とは異なり、左右逆に配置しているのが特徴的だ。
アルゼンチン代表 adidas 2024 トラベルパーカー
カラー:ボールドブルー
品番:IU2153
ダブルニット生地のフード付きパーカー。素材はコットン56%、リサイクルポリエステル40%の他に、エラスタンが4%含まれているため、ストレッチ性がやや強めと思われる。
現時点でこのアイテムは、adidasアルゼンチンのオンラインストアのみ販売のようだ。
スペイン
スペインは3月の2試合を、ホームでブラジルと、そしてロンドンでコロンビアとそれぞれ対戦している。
新作ウェアが発表されたタイミングだったが、ブラジル戦では意外にもadidas Originalsから昨年11月に発売された「ベッケンバウアー・トラックトップ」を着用していた。バックプリントが格好よいジャケットだ。
スペイン代表 adidas Originals ベッケンバウアー トラックトップ
カラー:シャドウマルーン
品番:IU2136
スペインの代名詞である鮮やかなレッドではなく、落ち着きのあるワインレッド系のマルーンを基調色に採用。背面にはスペインサッカー連盟の名称「Real Federación Española de Fútbol」をデザインする。
「ベッケンバウアー トラックトップ」とは、かつてカイザー(皇帝)と呼ばれた伝説のドイツ人選手フランツ・ベッケンバウアーを讃え、1968年に初めて登場したジャケット。このスペインモデルは大人気で、欧米のadidasオンラインでは既に完売となっている。
ドイツ
今年6月に開幕する欧州選手権(EURO2024)開催国ドイツ。この代表ウィークは、アウェイでフランスと、ホームでオランダとそれぞれ対戦した。
敵地フランスでのピッチチェックで選手が着たのは、少し前に発売されたトラックトップとパンツの上下組み合わせによるウーブントラックスーツ。
90年代デザインを復活させた一着で、最近流行りのブロークコアにも取り入れやすいレトロスタイルが話題となった。
adidasと「20年以上契約を継続している」5つの代表チーム
ドイツ代表 adidas 1996 ウーヴン トラックトップ
カラー:ホワイト/ブラック
品番:IT7752
ドイツが優勝した1996年の欧州選手権(EURO1996)などで使用したデザインを復活させたアイテム。腕から脇にかけてのスリーストライプスが大胆なジャケットだ。
選手用は着用画像の通り、右胸や背中などにフォルクスワーゲンのスポンサーロゴが付く。
このアイテムもスペインのベッケンバウアー・トラックトップと同じく、adidasオンラインではほぼ完売状態となっている。