現在、NASA(米航空宇宙局)が宇宙飛行士の候補生を募集しています。宇宙に行くというロマンがつまったこの仕事。もちろん、優秀な人しか選ばれない狭き門です。そこで、気になるのが宇宙飛行士の給料でしょう。

↑ぶっちゃけ、いくらもらっているの?(画像提供/NASA)

 

NASAは先日、米テキサス州ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターで、宇宙飛行士候補生の卒業式を行いました。10人の候補生は、この卒業をもって基礎訓練を終了。宇宙飛行の任務が与えられることになります。

 

そして、NASAは次回の宇宙飛行士候補生の募集を開始。応募条件は、米国の国民であることに加えて、科学技術、工学といったSTEM(ステム)の分野で修士号を取得していること。さらに、リーダーシップスキルやコミュニケーション能力、協力性が求められます。また、身体面も重要で、「極めて健康である」必要があり、俊敏性、バランス力、視力などを測る、長時間にわたる身体検査をパスしなければならないそう。おまけに、NASAが規定する身長と体重に即している必要もあるとのことです。

 

これだけの厳しい条件をクリアできるのは、本当にごく一部の人。今回卒業した10人の候補生を募集した際も、1万2000人の応募があったと報じられています。

 

そして、2年間の専門的な訓練を受けて、最低でも1000時間のジェット機の操縦を行うなどして、晴れて宇宙飛行が任されることになるそうです。

 

そんな宇宙飛行士の候補生の給料は、15万2258ドル(約2300万円※)。限られた人しかできないこの特殊な仕事に対して、もしかしたら「意外と少ない」と感じられる人もいるかもしれません。でも「宇宙飛行士になりたい」と憧れる人にとっては、きっと金額以上の素晴らしい魅力に溢れているのではないでしょうか?

※1ドル=約151円で換算(2024年3月28日現在)

 

【主な参考記事】

The Sun. FLY HIGH ‘We need more adventurers’ says Nasa after revealing lofty astronaut salary and calls for applicants for space missions. March 26 2024