「年上妻の洗脳で親子断絶させられました」…楽天・辰己涼介の実父が明かす「深刻な家庭問題」

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1年以上音信不通

一人息子が幼かった頃の写真が飾られた居間。親子関係を断絶させられ、憔悴しきった夫婦はこう訴えた。

「息子に帰ってきてほしい。望みはただそれだけです」

東北楽天ゴールデンイーグルスの辰己涼介外野手(27)。2019年に立命館大学からドラフト1位で入団。3年連続ゴールデングラブ賞を受賞するなど、その高い守備力、俊足を武器にチームの主軸を担い、今期もチームを牽引する活躍を期待されているが、じつは私生活では「深刻な問題」を抱えていた。

父親の浩三さんが言う。

「涼介は一回り年上の妻セリーナの言いなりになっており、私たち夫婦は息子に会えないばかりか、連絡すら取れない状態が1年も続いています」

2023年1月、辰己は11歳年上の女性と結婚した。この女性こそ、浩三さんのいう「セリーナ」だ。

「私は会社員で、妻は専業主婦。涼介は一人息子でした。ごく普通の親子関係であり、涼介がプロ入りしてからもいざこざなどは一切ありませんでしたが、セリーナのせいで私たちの家族関係は崩壊しました。

テレビに映る涼介は威勢のいいことを話していても、目は死んでいて表情も暗い。あれは私たちの知る涼介ではなく、セリーナに洗脳されている涼介だと感じます。

こうしてメディアに出ることで息子はますます我々を拒否するかもしれません。しかし、それでも訴えたい。すべては息子の将来のためです」

いったい何があったのか。浩三さんが経緯について説明する。

元恋人とのトラブルを相談したはずが

「2021年12月3日、涼介はセリーナと初めて対面しました。目的は女性問題に関するトラブル処理の依頼です。涼介は、学生時代から交際していた元恋人との間でトラブルを抱えていました。

息子から相談された私たちも協力して示談金を支払い、一度は解決したはずでした。ところが、その後も復縁を迫られ、お金も要求されていました。その解決のために知人に紹介されたのが、セリーナだったのです。

元恋人とのトラブルに関する相談が落ち着くと、話題は投資話へ。セリーナは初対面の涼介に、『いい投資家を知っている。紹介してあげるから投資しなさい。投資の判断はスピードよ』としつこく投資話を進めてきました。

常識的に考えれば、バカげた話です。しかし、野球ばかりやってきて世間知らずだった涼介は、その甘い話に乗ってしまいました。

涼介のお金については、プロ入りをきっかけに『REB』という個人事務所を設立し、私の妻が代表を務め、親である私たちが管理していました。

プロ野球選手は不安定な仕事であり、将来のために蓄えておくのが目的でした。ただし、涼介にしてみれば、小遣い制だったため、自由にできるお金がもっと欲しかったのかもしれません」

辰己はその日のうちにちょうど仙台にいた母に連絡して、「明日、ウエスティンホテル仙台に行ってセリーナの話を聞いてほしい」と求めたという。

初対面で3000万円の投資話

「涼介から、『いい話なんだ。僕は2000万円出す。お父さんとお母さんも老後の資金として1000万円投資してくれないか』という話がありました。

あの子は親思いで、昔から『僕は一人っ子だから親の面倒を見る』と公言していました。振り返ると、私たちの生活はあの子の野球中心でした。苦労をかけた私たちの将来のためという思いもあったのでしょう」

2021年12月4日。母親のA子さんがウエスティンホテル仙台に出向くと、金髪の派手な女性がいた。それがセリーナ氏だった。

「『アップルリボンという会社を経営しています』と自己紹介されましたが、どこまで実態のある会社なのかいまだにわかりません。

この日、『お金がかかりますが』としてセリーナの知人である警察OBの危機管理コンサルタントを紹介されましたが、この話が終わるや、3000万円の投資話を執拗に持ちかけてきました。セリーナから紹介されたのは、ホステス時代のお客さんだったという投資家の男性です。

その後は、毎日のようにセリーナから私のところに電話がかかってくるようになりました」

元銀座NO.1ホステス

セリーナこと鈴木セリーナ詩織氏は38歳。ホステスを経て実業家へ。『元銀座No.1ホステスが教える おじさん取扱説明書』という著書もある。

「大分県出身で本名は鈴木詩織です。ハーフではなく、セリーナというのは単なる商売上の名前ですが、息子はセリちゃんと呼んでおり、私たちもセリーナと呼んでいます。

彼女の生い立ちは複雑だったようです。両親は早くに離婚。お母さんは病気のため、おばさんが育ての親のような存在だったそうです。そうした事情もあってか、お母さんもおばさんも教育熱心で、セリーナはかなり締め付けられて育てられたとのことでした。

結局、中学でドロップアウトして水商売の世界へ。10代のころに生んだ息子がいて、彼は現在20代前半。結婚は3回。本人が『同じ人と二度結婚した』と話していたので、正確には4回かもしれません」

たしかに本人は2020年、自身のブログに〈田舎のお嬢様として育てられるが、 15歳でドロップアウト、17歳で妊娠、18歳で出産。 20歳で上京〉〈わたくしこの人生で三度結婚し、三度離婚しております〉などと赤裸々に記しており、波乱に満ちた半生を送ってきた様子がうかがえる。

浩三さんによると、そんなセリーナ氏の言動には驚くばかりだったという。

「元交際相手とのトラブルに関する相談を受けただけにもかかわらず、それを機に涼介に付きまとうようになりました。出会いから間もない2021年12月16日、彼女が東京で開催された三井ゴールデン・グラブ賞表彰式に同行していて驚きました」

こうした行動に対し、当初は辰己本人も困惑していたという。

肉体関係を迫られて母親にSOS

「涼介が好意を持っている様子はありませんでした。三井ゴールデン・グラブ賞表彰式からの帰宅時、涼介が妻に『セリーナから肉体関係を迫られている。お母さん、助けてくれ』と助けを求めるひと幕もありました。

このときは『よほど涼介のことが好きなのかな』という認識でした。年上の女性がプロ野球選手と出会って舞い上がっちゃったのかなと。そのまま熱が冷めるのを見守るつもりでしたが、事態は思わぬ方向に進んでいきました」

出会いから1ヵ月、気づくと辰己のそばには、常にセリーナ氏の姿があった。

「2022年1月5日、この日から涼介は愛媛で自主トレを行いましたが、セリーナはこれに泊まり込みで帯同していました。そのお金はすべて涼介の負担です。『私クラスの人間を動かすのであれば費用負担は当然』とのことでしたが、意味不明です。

涼介も思うところがあったようですが、弁の立つセリーナに言いくるめられてしまった。元交際相手の件で弱みを握られていたことも影響したのかもしれません」

2022年1月21日、愛媛での自主トレを終えて神戸にある実家に戻ると、辰己は次のように漏らした。

「周囲に友達以上恋人未満だと吹聴されて困っている。熱量が違いすぎる。おばさんだし、タイプでもない。仮に結婚するとしても元カノのほうがいい」

一方で、セリーナ氏の主張は正反対だったという。

「私が正しい性教育をします」

「毎日のように『パパ、パパ』と言って私(浩三さん)の携帯に電話がかかってきましたが、『私(セリーナ氏)は好きじゃないんですが、涼介くんが私のことを好きなんです。私は仕方なく付き合っているんです』と言い張っていました。

セリーナは妻に『私は涼介くんのリスペクトあるセフレです』と言い放つこともありました。いったいどういう神経をしているのか。まったく理解できませんでした」

辰己の母親であるA子さんも、こう語る。

「セリーナに『私が涼介くんに正しい性教育をしますから』と言われたときはゾッとしました。あるときは、『A子さんが本妻です。私は本妻から涼介くんを奪う』と意味不明なことを言われました。

彼女の言動は不快なものが多く、『A子さん、いま涼介くんに押し倒されましたけど、A子さんの顔が浮かんだので拒みました。勃っていたので機嫌が悪いと思います』と言われたこともあります。こんな下品なこと、普通は相手の親に言わないでしょう。

水商売の業界用語なんでしょうが、『姫』と呼ばれたこともあります。私は涼介の母親ですよ。そうした感覚が耐えられませんでした」

だが、両親の心配をよそに、セリーナ氏は辰己にベッタリで、「気づくと涼介は財布代わりになっていた」と浩三さんは指摘する。

つづく記事『「息子は食い物にされている」…!楽天・辰己涼介の実父が語る「年上妻」の「信じがたい言動」』では、辰己のブラックカードで散財している様子などについて紹介します。

「息子は食い物にされている」…!楽天・辰己涼介の実父が語る「年上妻」の「信じがたい言動」