「見せつけてやる」打倒・井上尚弥へ猛アピール! 圧巻の4回TKO勝利の豪戦士が再強調「危険な試合ほど戦いたくなる」

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井上尚弥とのタイトルマッチに対する願望を公言し続けているグッドマン。(C)Getty Images、(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 念願である“モンスター”との対戦に向け、豪ボクシング界の俊英が存在感を発揮した。

 現地時間3月13日、豪ウロンゴンで、IBF&WBOのスーパーバンタム級1位のサム・グッドマン(豪州)が、マーク・シュライブス(豪州)を4回TKOで撃破。プロキャリアの戦績を18戦無敗(8KO)とした。

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 実力派同士の一戦で圧勝を飾った。序盤から手数を多く、積極果敢にパンチを繰り出したグッドマンは、4回にシュライブスをロープ際に追い込むと猛ラッシュを展開。最後は右ストレートを浴びせると、見かねたレフェリーが試合を止めた。

 試合には、現スーパーバンタム級の4団体統一王者である井上尚弥とのタイトルマッチを母国で開催する野望を口にしていたグッドマン。それだけに日本の偉才を“本拠地”に呼び寄せるだけの実力は示したと言えよう。

 無論、今回の圧勝劇を受け、周囲は「史上最大の番狂わせを起こす可能性はある」(元世界IBFスーパーフェザー級バリー・マイケル氏)と“対井上”を煽る。そして、当人も国内でのビッグマッチ実現に自信を覗かせている。試合後に豪スポーツ専門局『FOX Sports』の取材に応じた25歳は、「チャンスがやってくるなら絶対にやりたい」と断言。「俺は偉大になるためにこのスポーツをやっている。イノウエとの試合はアスリートとしてやりたい試合じゃないか?」と言ってのける。

「危険な試合ほど戦いたくなるものだ。それをリスキーすぎると批判したがる人たちがいるのも知っているけど、ライバルとして戦いたいのは当然じゃないか。俺に『お前には倒せない』と安易に批判する批評家たちに『くそったれ』と言って、見せつけてやりたいんだ。世界タイトル。それが次の目標になる。それは誰が相手であろうと、俺はそのレベルにあると分かっている」

 怒涛の快進撃を見せるグッドマンは、母国で井上と拳を交わすという願望を叶えられるか。両雄の行方から目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]