米国の中でもトップクラスに物価の高いニューヨークでは、マクドナルドのビッグマックが18ドル(約2700円※)もするそう。それなのに、ハンバーガーは2.15ドル(約320円)、チーズバーガーは2.55ドル(約380円)という衝撃的な価格で販売する店が登場し、センセーションを巻き起こしています。

※1ドル=約150円で換算(2024年2月22日現在)

↑大人気の格安バーガー(画像提供/Instagram)

 

その店は、ブルックリンのスーパー「ジュビリー」の店内の一角にある「20グラム・カフェ」。20席ほどしかない小さな店ですが、1月にオープンすると、あまりの破格っぷりに、宣伝もしていないのに1日1300個も売れるなど、人気を呼んでいるのです。

 

写真を見ると、米国の店で販売されている一般的なハンバーガーに比べると、大きさは小ぶり。しかし、鉄板でジューシーに焼いたパテにオニオンやピクルスをのせ、チーズバーガーにはたっぷりのチーズを挟んでいて、おいしそう。ビッグマックの7分の1近くの値段で、これだけのハンバーガーをかぶりつけるのなら、人気を呼ぶのは当然と言えるかもしれません。

 

安さの秘密は、スーパーで販売されているものを利用すること。オーナーのヤング・キムさん(33歳)は、スーパーの店長も務めており、仕入れる食材の価格を大幅に抑えられているのだそう。

↑格安バーガーを作るキムさん(画像提供/Instagram)

 

キムさんは「中学生だった頃、1ドルでホワイト・マナ(激安店)に行って、ハンバーガーを購入しておつりがもらえた。それをこの店で再現したかった」と語り、店のコスト効率を高めるため、自ら毎日16時間働いているのだそう。

 

ファストフードすら気軽に変えないほど、インフレが激しいニューヨークで、この店が人々の救世主的存在になっているようです。

 

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【主な参考記事】

New York Post. How a $2.55 slider became NYC’s most popular burger overnight. February 20 2024