50代・好きな服は「年じゅう着まわす」。少ない服でもおしゃれを満喫するコツ
着回しがしやすい、あるいは重ね着しやすいアイテムを意識的にもつことで、たくさんの服を買う必要がなくなります。結果的にクローゼットもすっきり。ここでは、「ESSE収納グランプリ」でグランプリを受賞。“今あるものを生かす暮らし”が高い評価を集めた小林さん(現在50代)が、少ない服をフル活用するアイデアを紹介します。
お気に入りの服は“重ねて”長いシーズン楽しむ
私は、気に入っているアイテムは重ね着をして季節を問わず活用しています。
たとえば、長袖のシャツワンピース。そのままでももちろん、下にスパッツやパンツをはいたり、前を開けてコート代わりにしたり。タートルネックの上に重ねても暖かいですし、さらにその上にロングカーディガンを羽織ると、長いシーズン使えます。秋の薄手のセーターはワンピースの下に着たり、インナーを暖かいものにすれば真冬でも1枚で着ることができます。
重ね着は「色数」と「デザイン」を重視
私が重ね着をするときに大切しているのは「色選び」です。自分の好みで3色くらいをベースにそろえると、コーディネートがラクになります。カラフルな色のものを着たくなったときは、バッグや小物で心を満たしています。
もちろんたくさんの色を使っての重ね着もすてきです。ただ、慣れていない方は色数を絞ると失敗が少ないのかなと思います。
また、重ね着するものはシンプルなデザインのほうが合わせやすいです。大きな衿がついていたり、袖が膨らんでいたりするものは、重ね着が難しくなるので注意が必要。ですが、あきらめなくてもインナーで調整したり、寒いときはカイロを使うのもひとつの手段だと思います。
コートにプラスするアイテムもひと工夫
コートを着るときも、重ね着は欠かせません。真冬はフリース+防風コート。春や秋はどちらか1枚で十分です。
もう少しキレイめなスタイルにしたいときは、薄手のコートの中にインナーダウンを合わせたり、コートの上からウールのストールを羽織ることでずいぶん暖かくなります。
機能性インナーは化繊やウールなど何種類か用意し、その日の気温などに応じて使いわけています。重ね着することで空気の層をつくり暖かさを保つことができると言われているので、冬は重ね着する素材、順番を意識するとさらに暖かさを高めることができそうです。