まだまだ寒さは続き、全身の乾燥も気になる季節。「髪の乾燥は簡単なことで対策ができます!」と話すのは女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。53歳の読者をモデルに髪の乾燥対策を教えてもらいました。

髪のパサつきを家にあるもので解決する方法2つ

さとゆみ:乾燥が!

【写真】切れ毛にならな目の粗いコーム

八木ちゃん:はい、乾燥がものすごい時季になりましたね。

さとゆみ:心なしか、髪もパサつきが強くなっている気がします。

八木ちゃん:それは気のせいではなくて、やはりこの時季は髪も乾燥しやすいんですよ。

さとゆみ:肌だけじゃなくて、髪も特別にケアせねば、ですね。

八木ちゃん:洗い流さないトリートメントをつけたり、美容院でトリートメントをしたりするのもおすすめなのですが、今、家にあるものを活用して効果を高める方法をお話しします。

さとゆみ:ぜひお願いします!

●1:ヘアミルクとオイルは髪の内側にしっかりつける

八木ちゃん:まず、髪をセットするときにつけるヘアミルクやヘアオイル。このつけ方ですね。ポイントは、髪の内側のじりじりしているところにしっかりとつけることです。

さとゆみ:表面のほうが重要かと思ってた。

八木ちゃん:表面は手のひらで髪をはさみ込むようにしてつけるといいですよ。頭頂部はぺたんこになりやすいので、頭頂部をはずして中間から毛先になじませましょう。

●2:トリートメントは目の粗いコームでのばす

さとゆみ:ほかにも、お金をかけずにできること、あるでしょうか?

八木ちゃん:お風呂で髪を洗うときに、トリートメントをブラシや目の粗いコームでのばすといいですよ。

さとゆみ:これは、何度か紹介しているけれど、すごくいいですよね。ブラシでもいいのね。

八木ちゃん:はい。目が細かいもので髪にひっかかってしまうと切れ毛などの原因になるので、目があらい、髪がひっかからないものを使いましょう。
少量のトリートメントで髪全体になじませることができるので、ぜひ試していただきたい方法です。

シルク系の枕カバーを使う手も

さとゆみ:ほかにもおすすめの方法はありますか?

八木ちゃん:前にナイトキャップをご紹介したら、「寝ている間に外れてしまいます」という声を聞きました。そういう人は、シルク系の枕カバーを使うといいかもしれないですね。髪が引っかからない状態にすると、摩擦が減って、寝ている間のダメージも軽減します。

さとゆみ:厳しい乾燥の時季をうまく乗りきってください!

 

『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)では、さとゆみ&八木ちゃんが大人の女性の髪にまつわる悩みや素朴な疑問をたっぷり解決しています。