ESSEonlineに掲載された記事のなかから、2月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!

現在64歳、夫との2人暮らしをYouTubeで発信しているpokkomaさん。その暮らしは、ESSE、ESSE onlineでも大人気。お金をかけずに小さな暮らしを楽しむ工夫をまとめてご紹介します。

記事の初出は2023年2月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

60代夫婦2人で小さく暮らす。お金をかけなくても満たされる秘訣は

現在64歳、夫婦2人の小さな暮らしのコツをYouTubeで発信する、pokkomaさん。60歳で体調を崩し退職、年金生活へ。このタイミングでコンパクトなマンションに住み替え、お金の使い方を見直し。

60歳で退職したときに負債を抱えていたため、住んでいたマンションを売却して返済に充て、残りのお金で今の家を購入。「立地は悪くなったけれど、住めば都です」

手を動かして工夫すれば暮らしは満ち足りる

70歳まで働くつもりだったというpokkomaさん。

「60歳で体調をくずして退職し、年金生活に入ってからは、お金の使い方が大きく変わりました」

現役時代は洋服をたくさん買うなど、お金を使ってストレスを発散していましたが、収入が減ったので、趣味に使うお金は最小限に。家にいる時間が増えたので、毎日のルーティンを見直したところ、お金をかけなくても心が満たされることに気がついたと言います。
「育てた花を飾ったり、化粧水をつくったり。知恵を絞って自分の手を動かすことが、こんなに楽しいとは思いませんでした」

きりつめてばかりだと暮らしが窮屈になるので、食費だけはお金をかけてもいいルールに。
「遊びに来る子どもと孫に、おいしくて安全なものをたくさん食べてほしいので。費用はかさむけど、楽しい時間が過ごせるから、これはこれでいいと思っています」

お金をかけずに楽しむインテリアのコツ3つ

コンパクトな暮らしに変えてからも、好きなインテリアは工夫して楽しむpokkomaさん。そのコツを教えてもらいました。

1:家具は小さいものだけに

前の家よりリビングが狭くなったので、小さな家具だけ残し、大きな家具はフリマアプリに出品。整理することが目的だったので価格を安めに設定したら、すぐに売れたそう。

2:ホームセンターで見つけた格安ランプをアレンジ

鏡台の照明として使っているのは、工事現場でよく使われるクリップライト。「ホームセンターで安く入手しました。先端のワイヤーを上に向けてみたら、お花のようにかわいくなりました」

3:手頃なイケアのステッカーで華やかに

かなり昔に買ったウォールステッカー。「ほかのショップにはない、シックなボタニカル柄が気に入っています。雑貨や家具と比べて安価だし、気軽に模様替えできる点もうれしい」

60代の朝習慣。お金をかけずに暮らしを楽しむコツ

「毎日のルーティンにこそ、生きる喜びがある」と言うpokkomaさん。1日のはじまりとなる朝の過ごし方を教えてもらいました。

●<7:00>朝は水だけの洗顔に

以前は洗顔フォームや化粧水などを使っていたpokkomaさん。「試しに水だけにしたら、まったく問題がなくて…鈍感肌なんです(笑)。その分の経費がかからないので助かります」

●お湯は保温ポットに入れてガス代を節約

母から受け継いだ鉄瓶で湯を沸かし、保温ポットへ。「夫が白湯(さゆ)好きでよく飲むのですが、1リットルくらい入るので夕方までもちます」。何度も湯を沸かさなくていいので経済的。

●<7:15>お花の水はこまめに替えて長く楽しむ

暖かい時季は、家じゅうの花瓶を集めて水を替えるのが日課。「水が生ぬるいとバクテリアが繁殖して茎が水を吸いづらくなり、弱ってしまうと聞きました」

花を長もちさせるためには、茎の切り方もポイント。「最初は花瓶よりも少し長めに切り、水を替えるたびに水の中で少しずつ切っていきます。これでもっと長もちしますよ。

60代からを豊かに暮らすコツ。生活費の中でお金をかける部分、節約する部分は?

働いていた頃に比べると、収入がぐんと減ってしまう年金生活には、日々の節約がかかせません。そんななか、お金をかけるところと絞るところのメリハリをきかせ、毎日の暮らしを楽しんでいるpokkomaさん。ぜいたくをしなくても、工夫しだいで豊かな時間をつくる、その暮らしぶりをのぞいてみました。

●調味料は少しいいものを

「スーパーで見つけたちょっといい調味料を使うだけで、ぐんとおいしくなるんです」。「竹本油脂製菓用太白胡麻油」と、滋賀県の道の駅で見つけた「やまよし醤油」はお取り寄せ。

●パンとおやつはこだわり素材で手づくりする

洋服は自分に合うものをプチプラで探す。スキンケアは手づくりして節約しているpokkomaさん。「ファッションや美容費の支出を抑えている分、パンとおやつづくりの材料にはお金をかけています」

品ぞろえが豊富なネットショップを利用し、大特価のときにまとめて購入。

60代、夫婦2人の小さな暮らし。お金をかけずに豊かな食卓にする3つの工夫

現役時代は洋服をたくさん買うなど、お金を使ってストレスを発散していたというpokkomaさん。収入が減り、趣味に使うお金は最小限に。家にいる時間が増えたので毎日のルーティンを見直したところ、お金をかけなくても心が満たされることに気がついたそうです。

お金も時間もかけずにごちそう感を楽しめる食の工夫のなかから、3つご紹介します。

●1:旬の食材は、メルカリと道の駅で安く購入

無農薬のレモンはなんと、メルカリでゲット!

「生産者さんと直に取り引きするので、スーパーよりもお得に買えるんです。道の駅の野菜も鮮度がいいのでよく利用しています」

●2:昼ごはん少しの手間ででごちそう感アップ

ランチは、お金も時間もかけないけれど、ごちそう感が出るものをつくっているpokkomaさん。

<卵かけご飯>

卵かけご飯は、食べる1時間前にしょうゆに漬け込んだ卵黄を使ってひと手間かけています。

「残った卵白を泡立てたり、シラスを加えたりすると、ますますおいしくなります」

<うどんグラタン>

家族にも好評なのが「うどんグラタン」。冷蔵うどんをゆでずに味づけし、ピーマンやウインナー、炒めたタマネギを加え、缶詰のホワイトソースをかけてオーブンで焼けば完成です。