3人の男の子を育てながら美しさを日々アップデートしている神崎恵さん。そんな神崎さんのキレイの秘密をご紹介! ポッドキャストを始めて感じた、「声」について教えてくれました。

ポッドキャスト番組を開始。目指すは「カフェの雑音」

昨年、友人とポッドキャスト番組を始めました。その名も『WONT(ウォント)』。“わたしのお名前、なんてーの?”の略です(笑)。

ラジオと同じように声だけで届ける番組だから、状況によって聞き流すこともできるし、心に留めることもできる。情報の解釈だって、自分の想像力次第でいかようにも膨らませられる。そんな余白のあるところが大好きで、6、7年前から音声配信番組をやろうと心に決めていたのですが、昨年かないました。

ポッドキャストの配信時間は、水曜日の朝5時。じつはここにも意味があって。週の半ば、疲れが出てきがちな水曜の朝に、お弁当をつくりながら、身じたくをしながら聞いてもらえたらと、この時間にしています。

番組では「最近どう?」みたいなことから始まり、なんの役にも立たない雑談を延々としています。目指すはカフェの雑音(笑)。店内で聞こえる会話のように、気楽に聞き流してもらえたらいいなと思っています。

「声には人生が表れる」。正していきたい"生きる姿勢"

心地よく聞いてもらうために、声について考えることがこれまで以上に増えました。イベントで話す機会も多いので、その録画を見直しては改善点をチェック。語尾のつめ方や息継ぎの仕方、イントネーションなどは意識してきましたが、番組を始めてあらためて実感しているのは、「声には人間性が表れる」ということです。

全部出ちゃうんですよね。自分がなにを考えているのか、相手をどう思っているのか、さらにこれまでどう生きてきたのか。強い人の前で甘えた話し方をする人は、きっと甘えて生きてきたのだろうし、いじわるな人はやっぱりそういう話し方になってしまいます。それが無意識に出てしまううえ、自分ではわからないのが、声の怖いところ。

話し方以前に、まずは生きる姿勢を正す。そういうところから始まるのかな、声の心地よさって。そんな気がしています。

衣装:トップス \39600(ソブ/フィルム)ピアス \2310(アネモネ/サンポークリエイト)