プチプラで手軽にものが手に入る時代です。でも、買う前にちょっと立ち止まってみて。家にあるもので代用できませんか? アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、「家にあるものでなんとかする」アイデアについて教えてくれました。

1:ファイルの代わりに、クリップで代用

日々の生活の中で、書類が増えてしまうことはよくあります。たとえばレシートや光熱費のお知らせなど、一時的にせよ保存する必要があるご家庭もあるかと思いますし、お子さんがいる方は学校のお知らせプリントが日々増えていきます。
そういったものを整理するとき、新しいファイルを購入する前に、家にあるクリップを使ってみるのはどうでしょうか。

【写真】家にある保存容器を計量カップ代わりに

クリップは、ご存知のように手軽に書類を一時的にまとめるのに適していて、さっと取り外すことができます。意外にこれで間に合いますし、便利です。書類が増えてきた場合は、そのときにファイルの購入を検討してみましょう。買う前に代用品を探すことで節約になり、ものが増えすぎることもなくなります。

100円ショップのおかげでなんでも気軽に買える半面、必要になるたびに調達する習慣ができると、ものが増えがちに。ものを減らしたい方は、ここで買うのを我慢して代用品を考えるのがおすすめです。

2:計量カップの代わりに、保存容器とスケールで対応

料理するとき、材料や調味料を量りますか? 全部計量する方もいれば、慣れた料理は目分量でつくる方もいると思います。初めてのレシピを試すときは計量する方が多いかと思いますし。お菓子づくりには計量が必須です。

そんなとき、目盛りがついている保存容器があるなら、それだけで必要な量を量ることができます。またキッチンスケールがあれば、さらに正確な計量が可能になります。計量カップを買う必要もなくなり、収納スペースがスッキリ!

ちなみに、わが家にあるジップロックコンテナの10cm×10cmのものは、200mlの目盛りがついています。

200ml=1カップなので、1カップを量るときに使いやすいです。

3:脱臭剤は、飲んだあとのコーヒーの粉で代用

コーヒーを毎朝飲むご家庭も多いと思いますが、飲んだあとのコーヒーの粉をすぐ捨ててしまうのはもったいないので、もうひと働きしてもらいましょう。コーヒー粉を乾燥させ、小さな容器に入れておけば、脱臭剤として活用できます。

冷蔵庫や靴箱などのにおいが気になる場所に置くと効果的。市販の脱臭剤を買う必要もなく、コーヒー粉を有効活用することで、エコで節約にもなります。


4:専用の調味料をもたず、なるべく手づくりして対応

料理をする際に専用の調味料を買うと、ものが増えるしお金もかかります。なので、家にある基本的な調味料で代用することを考えてみてはどうでしょう。
たとえば、マリネ液やギョーザのタレ、ポン酢、しゃぶしゃぶのタレなどは、家にあるしょうゆや酢、砂糖などで簡単につくることができます。ネットを活用すれば、簡単でおいしいレシピが数多く見つかります。

調味料を手づくりすることで節約にもなり、材料がわかっているので安心です。
わが家では、手作り調味料をつくるときのために、ジャムなどが入っていたビンを取っておき、煮沸消毒して使っています。タレをつくるときはシャカシャカ振って混ぜられ、さらに残った調味料の保存にも便利。

こういった小さな工夫を日々の生活に取り入れることで、節約にも省スペースにも繋がります。なにかを買う前に、まずは家にあるもので代用できないかを考えることは、無駄なく生活を楽しむためにお役立ち。みなさんの暮らしのヒントになれば幸いです。

調味料をつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、早めに食べるようにしましょう。