77歳、団地ならではの「お金をかけない豊かな暮らし」。夫を介護していた部屋は多目的スペースに
今、団地に注目が集まっています。「リノベーションすることで割安感のある好みの住まいになる」「建物がある敷地が広くて緑が豊か」といったことがおもな理由。
77歳で団地暮らしをしている漫画家・齋藤なずなさんの住まいをご紹介します。
介護部屋だったリビングは多目的スペースに
団地ならではの環境のおかげで、お金をかけなくても心豊かな日々を送れているという齋藤さん。日当たりも風通しもよくて静かな上階の住まい。地上に下りれば、図書館やスーパーもすぐ近くです。
リビングルームは日当たり抜群。「介護をしていた頃はここが夫の部屋でした。今はだれが来てもいいように、なるべくすっきりさせています」。
片すみにはリサイクルショップで買った個性的な籐家具を収納に。
角部屋のベランダは絶景リビング!
「ベランダと玄関をあけるだけで家じゅうの空気が入れ替わる」というほどの風通しのよさ。ベランダには古い事務イスを置いて、小さなアウトドアリビングに。商店街でもらってきた鉢植えの花が咲いています。
図書館の「友の会」にも参加。散歩がてら行けるのがうれしい
家の徒歩圏内にクリニックやコンビニ、図書館があります。「手元に置きたい本は買う主義ですが、話題の本をチェックしたり調べ物には図書館が便利。読書サークルには団地以外の人も参加していて、いろんな職業の人の話が聞けたりする。楽しいですよ」