冷蔵庫を見渡すと、使い残して半端に残った野菜がありませんか? 簡単にできて、家族のだれもが食べやすいつくりおきのアイデアをファイナンシャルプランナーの資格をもち、節約・時短家事が得意な「ESSEフレンズエディター」のメンバーであるkiyoさんが紹介します。

中途半端に野菜が残ったときは、野菜スープに

キャベツ、ニンジン、タマネギなどのストックがきく野菜は使い道も多く便利。それでも中途半端に残ってしまったときに、わが家ではスープにします。保温性の高いお鍋を使うと、時短でおいしくできますよ。

必ず入れる食材は、タマネギとコンソメ(キューブタイプだと1個)。これが「だし」となります。あとは半端に残っている野菜。キャベツ、ニンジン、キノコ類、トマト、大根、豆類、レンコンなど。イモ類も入れることがありますが、ジャガイモは溶けてしまうのでヤマイモ、サトイモがベター。

すべて1〜1.5センチ角くらいに切り、直径18センチから20センチのお鍋の半量から3分の2くらいまでに材料と水、コンソメを入れて煮ます。煮立ったら弱火〜中火で約10分、火を止めてあとは鍋任せ。少しずつ熱が入って野菜の甘みのあるスープのでき上がりです。味が薄いと感じれば、塩や顆粒コンソメで整えます。

このスープ、小さい子どもも大好きです。子どもが幼稚園の頃、お友達が遊びに来たときにはこのスープとパンがあれば、お昼はOK。おかわりしてくれるお子さんもたくさんいました。また、子どもたちの塾や習い事のあとの夜食にもよく食べました。ボリューム感を出したいときはソーセージや温泉卵を加えたり、また、最初に煮込むときに鶏の手羽元を入れるとコラーゲンたっぷりスープにもなります。

サラダ野菜はピクルスがおすすめ

キュウリやミニトマト、大根、カブなどが余ったときはピクルスにしてしまいます。適当な大きさに切って、ミニトマトは皮を湯むきして、ガラスビンに野菜と甘酢を入れたら完成です。甘酢は手づくりしてもいいですが、私は市販の合わせ酢を使います。それにワインビネガーや米酢を加えて味を調整します。

でき上がったキュウリなどを細かく刻み、ゆで卵とマヨネーズ、漬け汁少々を混ぜ合わせると、簡単にタルタルソースのでき上がりです。

果物はジャムやシロップに

ちょっと残ってしまったり、たくさんいただいて食べきれなかった果物はジャムにします。お鍋でもレンジでも、グラニュー糖を加えて熱を入れれば、甘さや果肉感が自分好みのジャムに。煮込むのが面倒なときは、刻んでビンに入れ多めのグラニュー糖を振りかけて1日置くとシロップに。ヨーグルトやアイスにかけて召し上がってはいかがでしょうか。

冷蔵庫に残って捨ててしまう前に、簡単な手間でもう一工夫するとフードロスも減らせます。お好みに合わせて試してみて下さい。

おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、早めに食べるようにしましょう