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 無事にメディカルチェックをクリアしたカルバン・フィリップスが、マンチェスター・シティからウェストハム・ユナイテッドに、今シーズンいっぱいまでの半年間の期限付きで加入することが明らかとなった。2022年夏に移籍金およそ5000万ユーロで、リーズ・ユナイテッドから加入していた同選手だが、しかしながらグルディオラ監督の激励にも関わらずなかなかアピールができない日々が続いており、今季のプレミアリーグ出場は4試合、合計89分間のみ。

 これは通算31試合に出場しているイングランド代表MFとしては余りにものたりない数字であり、そのため2028年まで契約を締結しているスカイブルーズからひとまず離れ、「より多くの出場機会」と気分を一新するという意味でも、今回ハマーズで新たな挑戦に臨むことを決意した。なお英紙ガーディアンによるとシティ側は、およそ800万ユーロのレンタル料と週給16万ユーロと言われる高額なサラリーを要求。それをウェストハム側が最終的には呑む形で移籍が成立している。

 「ウェストハムへの移籍については、ずっといろんな憶測が流れてたし、これからのスタートを心待ちにしているところだよ」とフィリップスはコメント。「素晴らしい選手たちが揃っており、ぜひここに自分のクオリティを発揮したい。きっとそれは自分にならできると思っているので、これから今季終了までウェストハムサポーターの皆さんに多くのことを提供できればと思っているよ」と意気込みをみせた。特に自身にとってもこの夏、ユーロという舞台を見出せる活躍をみせたい。