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 総走行距離は12km、最高時速も35kmを超え、パス成功率は93%をマーク。移籍後初となるアシストもマークするなど、週末の1.FCケルン戦において重要な役割を果たしてみせた、イアン・マートセン。なかでも特筆すべきは加入まもないにもかかわらず115回のタッチ数を誇っているという事であり、「彼は自信と熱意を持っている。これはチームに好影響をもたらしてくれるもので、そのキープ力と狭いスペースにおけるテクニックによって、ビルドアップの際に彼を中の方に引き込む場面が多くみられているんだよ」とテルジッチ監督は説明。「仮にロストをしたとしても、決してチームとしてのゲームプランを見失うような事はなく」、それは例えば3−0とする場面に繋がったマートセンのボール奪取の場面でも見受けられたものだ。

 相手PA付近で右に展開したところを、狙い澄ましたマートセンが積極果敢にボールを奪いとり、それからわずか3度のボールタッチで最前線の同胞、ドニエル・マレンにキラーパス一閃。あとは落ち着いてマレンが沈め、ドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナは新たに生まれた「ダッチ・コネクション」お披露目の場と化した。それを背後からみていたGK、グレゴール・コーベルは「本当に積極的にボールをもとうとする選手であり、そしてポジションどりも含めてとてもクレバーだ。常にオフェンスでは正しい打開策をみつけようとしている」と称賛。それに加えて「勝利への貪欲さ」もチームの後押しとなった。

 一方のマートセンは、「同じオランダ人同士」による意気のあったプレーを幾度となくみせるなど、「まるでこのチームとは何年も一緒に戦ってきたような感覚をもってプレーできている」と手応えを感じているようで、「もしもこのまま続けていくことができればきっとその先には素晴らしいことが待っていると思うんだ」とコメント。称賛を受けた狭いスペースでのキープ力や積極的な姿勢、そして外から内側にスライドするスタイルなど、「難しい状況でもボールを持つことは好き」な左サイドバックにはフィットする戦略だ。ただチェルシーからのレンタル契約は夏までのため「その後についてはまた検討することになる。だから今はあらゆる可能性について残しておくさ」と明言を避けている。