彼は「母親が死去してから5年後に生まれている…」アフリカの名MFが訴えられたワケ
現在ツルヴェナ・ズヴェズダに所属しているガボン代表MFゲロール・カンガに、年齢詐称やパスポート偽造の疑惑がかかっているようだ。
ゲロール・カンガ・カクは1990年9月1日生まれの33歳。ガボンのオイェムという街で生まれ、国内リーグで活躍した後2013年のロシアリーグのロストフへと移籍した。
それから3年後にツルヴェナ・ズヴェズダへと加入し、2018年にスパルタ・プラハへと移籍したものの2年後に復帰。中心選手として長く活躍を見せている攻撃的MFである。
ガボン代表でも2011年からプレーしており、これまで64試合に出場して2ゴールを奪取。アフリカネーションズカップにも三度出場した経験を持っている。
ただ『Scrolla』の報道によれば、コンゴのサッカー連盟が先日「ゲロール・カンガに国籍詐称の疑いがある」としてアフリカサッカー連盟に訴状を提出したという。
それによれば、ゲロール・カンガは実際コンゴ民主共和国のキンシャサ出身で、1985年生まれのキアク・キアク・キアンガナという人物であるという。
そして、そのキアク・キアク・キアンガナという人物は1985年生まれであり、その母親は彼を産んだ直後に亡くなっているとのこと。
そのため、もしゲロール・カンガがキアク・キアク・キアンガナであったとすれば、出生地だけでなく5歳ほど年齢も詐称していることに…。
もしこれらのパスポート偽造が証明された場合、ゲロール・カンガとガボンサッカー連盟にはかなり厳しい出場停止処分が課せられるものと考えられている。今後の裁判の行方が注目される。