主にAppleの音声アシスタント「Siri」の開発に携わるAIチームのメンバー全員が、オフィス移転を迫られていることがわかりました。メンバーは現在のカリフォルニア州サンディエゴから約2000km離れたテキサス州オースティンの事務所へ移動するよう求められており、従わない場合は解雇されると伝えられたとのことです。

Apple to Shutter 121-Person San Diego AI Team in Reorganization - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-01-14/apple-to-shutter-121-person-san-diego-ai-team-in-reorganization

Apple asks 121 San Diego employees to relocate to Austin

https://appleinsider.com/articles/24/01/14/apple-offers-austin-relocation-to-121-san-diego-employees-in-office-closure



今回、Appleの組織再編の対象となったのは、データオペレーションズ・アノテーションズという名前で知られるAI専門部署です。同部署のサンディエゴ支部が、このたびオースティン支部と統合されることとなり、サンディエゴのオフィスは閉鎖されることがわかりました。

Appleはデータオペレーションズ・アノテーションズのメンバー全員にオフィス移転または解雇を迫っており、移転を選んだメンバーには7000ドル(約100万円)の補助金を、解雇を選んだメンバーには最低4週間分の退職金と6カ月分の健康保険を支給するとしています。回答期限は2024年2月末までとなっており、メンバーには生活環境を大きく変えることになる大きな決断が迫られています。



Appleの広報担当者によると、オースティンは「チームの大半がすでに拠点を置いている場所」だとのことで、移転による生活環境の変化は少ないとの見方を示しています。一方でこの件に詳しい関係者が語ったところによると、メンバーには以前から移転の話が下りてきていたものの、近くに新しくできたオフィスに移転するものだと知らされていたため、テキサス州への移転は想定外だったとのこと。

関係者によるとメンバーの大半は移転を望んでおらず、数十人の従業員がAppleを去る可能性があるそうです。