インテル、5−1でモンツァを粉砕し首位キープ確定! チャルハノール&ラウタロがドッピエッタ

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 セリエA第20節が13日に行われ、モンツァとインテルが対戦した。

 ここまでのセリエAで19試合を消化し、15勝3分1敗と圧倒的な強さを見せながら首位を走るインテル。3シーズンぶりのリーグ制覇に向けて、トップの座を守りながら折り返しを迎えた“ネラッズーロ”だが、2位につけるユヴェントスとの勝ち点差は、わずかに「2」と一戦も落とせない状況が続いている。11位のモンツァから勝利を奪い、タイトル争いのライバルにプレッシャーをかけたいところだ。

 試合は、序盤からアウェイのインテルがスコアを動かす。最終ラインからパスを繋いでボールを右サイドに運ぶと、バンジャマン・パヴァールが送ったクロスにラウタロ・マルティネスがヘディングで合わせる。VARが介入した結果、ボールが相手選手の手に接触していたためPKを獲得。ハカン・チャルハノールが冷静にGKの逆を突き、インテルが12分に先制した。

 勢いに乗るインテルは、14分に自陣でのポゼッションからボールを前進。中央でパスを受けたヘンリク・ムヒタリアンがドリブルでバイタルエリアに持ち運び、ボックス左のフェデリコ・ディマルコにパスを繋ぐ。ダイレクトで折り返されたグランダーのクロスを、ラウタロが滑り込みながら押し込み、インテルが大きな追加点を獲得した。

 一方のモンツァは、30分に敵陣左サイド深くでフリーキックを獲得すると、キッカーを務めたアンドレア・コルパニが左足で鋭いクロスを蹴り入れる。競り勝ったルカ・カルディローラが頭で逸らしたボールに、マッテオ・ペッシーナがヘディングで合わせてネットを揺らすが、判定はオフサイドでゴールは取り消されてしまった。

 2点を追いかけるモンツァだったが、59分には指揮官であるラッファエレ・パッラディーノ監督がレッドカードを提示され退席処分に。すると、直後の60分にモンツァのコーナーキックからボールを奪取したインテルがロングカウンターを仕掛ける。ディマルコが前線に大きく放ったロングパスは、ハーフライン付近での競り合いから流れてムヒタリアンのもとへ。ドリブルでボックス内に侵入して横パスを供給すると、マルクス・テュラムがヒールで落とし、後ろにサポートしたチャルハノールがダイレクトでゴールに突き刺して3点目を挙げた。

 意地を見せたいモンツァも、67分にロングカウンターからボールを持ったダニー・モタが、長い距離をドリブルで持ち運び、ペナルティエリア内で倒されPKを得る。キッカーのペッシーナが、GKのタイミングをずらした巧みなPKを沈め、ビハインドを2点に縮めた。

 1点を返されたインテルは、84分にラウタロがPKを決めて再びリードを3点に。さらに88分にも、中盤でインターセプトしたムヒタリアンからパスを受けたM・テュラムが、ボックス内でDFを翻弄しながら左足でゴールをゲット。結局、試合はそのまま5−1で終了し、勝利したインテルが首位を維持した。次節、モンツァは21日にアウェイでエンポリと対戦。インテルはコッパ・イタリアを挟んで28日にアウェイでフィオレンティーナと対戦する。

【スコア】
モンツァ 1−5 インテル

【得点者】
0−1 12分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)
0−2 14分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
0−3 60分 ハカン・チャルハノール(インテル)
1−3 69分 マッテオ・ペッシーナ(モンツァ)
1−4 84分 ラウタロ・マルティネス(PK/インテル)
1−5 88分 マルクス・テュラム(インテル)