中国、女子リーグで「代表選手を6人以上保有禁止」「海外移籍したら外国人枠プラス」を導入…強豪クラブを規制

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サッカーにおいて様々な特殊ルールを導入することが多い中国。今回女子リーグにおいて珍しい規則が施行されるようだ。

2024年のスタートとともに、今年の中国国内リーグの方針が発表された。そして女子リーグにおいては大きな改革が行われている。

まずひとつは、有力選手を1つのクラブに集めることを禁止する「独占禁止法」である。チームは最大15名までしかプロ選手を起用できず、代表選手は6名以上保有することができない。

そして、選手の海外移籍を促進する政策も。チームの中から世界のトップ15に入るリーグに選手が移籍した場合、外国人枠を一つプラスするというルールだ。

中国の女子スーパーリーグは、このところ武漢江漢大学足球倶楽部が圧倒的な力を見せている。

2001年に創設された武漢江漢大学足球倶楽部は、2017年に2部を初制覇して超級リーグに昇格。その後多くの有力選手を補強し、2020年には超級リーグを制覇した。それから4年連続で優勝を果たすなど、向かうところ敵なしの状態だ。

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そのような「一強状態」を変化させようということでこのルールが導入されたようだ。武漢江漢大学足球倶楽部は現在10人以上の中国代表選手が所属しており、シーズン開始までの間にどのような動きになるのか注目される。