ジャイアンツがFA市場での日本人投手獲得へ本腰か 山本由伸、今永昇太への関心の高さを現地メディアが強調

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大谷を逃したジャイアンツは、山本と今永の両獲りを狙うのだろうか(C)Getty Images

 NPBよりポスティングでメジャーリーグ移籍を目指す日本人投手の話題が、より具体的なものとなってきている。

 現地時間12月16日、MLBアナリストなどを務めるジム・ボーデン氏が自身のSNS上において、山本由伸にジャイアンツ、レッドソックスが3億ドル以上のオファーを出していると投稿した。また、ボーデン氏は両球団が山本に対し「強力なプッシュを行なっている」とも綴るなど、獲得に向け本腰を入れていると伝えた。

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 さらに、ジャイアンツがもう1人の日本人投手、今永昇太の獲得も視野に入れていると、米メディア『FanNation』が報じている。

 12月16日、公式サイト上において「ショウタ・イマナガにサンフランシスコ・ジャイアンツが興味を示す」と銘打ったトピックを配信。その中では、MLBネットワークのジョン・モロシ記者による情報として、ジャイアンツが今永に関心を寄せていると伝えており、「ジャイアンツはまだ両日本人投手に興味を示しているようだ」と記している。

 その上で「イマナガの交渉期間は残り1か月を切り、1月12日に終了する。しかし、モロシによれば、この左腕は同じスーパースターの日本人投手、ヨシノブ・ヤマモトよりも先に契約することはないだろうとのこと」と両者のメジャー球団との契約のタイミングに言及。

 また、「ジャイアンツは、オフシーズンの初めからイマナガの獲得候補として名前が挙がっていた。しかし、サンフランシスコは依然としてヤマモトの獲得に乗り出しており、イマナガの獲得はヤマモトとの交渉がどうなるかにかかっている」と説明。あくまでも山本との契約が最優先となると見通している。

 加えて、ジャイアンツの今オフの補強について、韓国KBOより外野手のイ・ジョンフを獲得したことも紹介しており、「主要なラインナップの必要性のひとつに対処したが、投手陣にはまだ大きな穴がある」と見解を示している。

 山本、今永の交渉期間も半ばに差し掛かろうとする中、それぞれの契約内容などの情報も聞こえてきている。今オフのトップターゲットと評されていた山本に加え、FA市場の進展とともに、今永に対する米球界、現地メディアからの注目度も高まり続けているようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]