カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

写真拡大

メジャー挑戦する山本に「どんな形でもヨシの助けになりたい」

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の優勝に貢献した米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は、今も他の代表選手と家族ぐるみの付き合いを続けているようだ。先月には、オリックス・山本由伸投手の登板試合を山本の母と一緒に現地観戦。「僕のママがすでに情報提供してたから、彼女が知らないことはなかったよ」と母・久美子さんを通じて情報が筒抜けだったことをMLB公式に明かしている。

 今オフにポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦する山本には米国から熱い視線が注がれている。MLB公式は「ヌートバーが、この日本の最高の投手をカージナルスに勧誘する助けになるか?」と題するカージナルス番ジョン・デントン記者の記事を公開。「僕ができることなら、どんな形でもヨシの助けになりたい」と山本の支援を買って出たヌートバーの声を紹介している。

「僕のママと(ヤマモトの)ママは毎日話しているんだ」と明かしたヌートバー。山本が先発した10月18日のロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦は京セラドームで現地観戦し、山本の母と同席したという。

「僕たちは少し会話を交わしたんだけど、僕のママが(カージナルスでのプレーについて)すでに情報提供していたから、彼女がまだ知らないことは何も話すことがなかったよ。ヨシとロウキ・ササキ、剛速球を投げる若い子ね、そして僕たちのママは毎日話しているんだ」。ロッテの佐々木朗希投手も含め、母親ともども親しくしているようだ。

 山本のフォークを「テーブルから落ちるよう。本当にえげつない正真正銘の球だ」と絶賛したヌートバー。「ヨシがMLBに来ようとしている中で、彼とは前よりも話をするようになったよ。今オフまた後で彼と会う予定だ」と今後も連絡を取り合っていくつもりだという。

(THE ANSWER編集部)