被害に遭ったディアスの父親は、間もなく解放されるという報道も。(C)Getty Images

写真拡大

 ルイス・ディアスの起用について、リバプールのユルゲン・クロップ監督がコメントした。クラブの専門メディア『Anfield Watch』が伝えた。

 26歳コロンビア代表の両親は先週末、母国でバイクに乗った武装集団に拉致された。母親は救出されたが、父親は以前、行方不明のままだ。

 同メディアによれば、犯人はコロンビアの反政府組織ELN(民族解放戦線)と特定され、警察は現在、引き渡しのためELNとの交渉を準備しているという。間もなく無事に解放されるとの報道もある。

 リバプールは11月5日にプレミアリーグ第11節でルートンタウンと敵地で相まみえる。クロップ監督は試合前の会見で、「彼は2日前のトレーニングに参加し、昨日のセッションも行なった。もし彼の体調が良ければ、ここに来て一緒に練習するだろう」と、ディアスの状況について説明する。

「彼が子どもたちと一緒にいる時は、問題ないことが分かった。でも、あまり寝ていないことも分かった。様子を見て、そこから判断することになる。コロンビアからのニュースは個人的には受け取っていないが、転送してもらっている。

 本当に良いニュースを待っている。それだけだ。我々がどうすべきかを、正確には言えない。すべては彼次第であり、私は何も強制はしない」
【動画】遠藤航のリバプール初ゴール!
 まずは父親の安否が最優先事項。一刻も早く無事を確認できることを祈りたい。

 ディアスは直近2試合を欠場。ディオゴ・ジョッタは3−0で勝利した前節のノッティンガム・フォレスト戦で先発し、先制点を決めた後にはチームメイトに敬意を表し「ディアス7」のユニホームを掲げていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部