この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショーにBYDが出展し、車両展示やスタンプラリーを実施する

■すでにリリースされている「ATTO3」「DOLPHIN」のほか「SEAL」も展示される

■BYDのプレミアムブランドより「U8」「D9」が日本に初上陸する

話題のEVが大集合!

 世界トップクラスのBEV販売台数を誇る、勢いの止まらない中国の電気自動車メーカーであるBYD。

 日本ではまだまだ知名度は低いが、今年1月に日本導入第1弾モデルとして、ミドルサイズSUVの「ATTO3」を上陸させて以降、先日は第2弾モデルのコンパクトSUV「DOLPHIN」も上陸。どちらも、補助金を使うと国産車ではまだまだ太刀打ちできないほどの低価格を実現しており、BEVのエントリーモデルとしては非常に魅力的なポイントだ。

 さて、そんなBYDは、10月25日(水)から開催されるジャパンモビリティショーにブースを出展するとの案内があった。

 今回、BYDは「ジャパンモビリティショー2023」では“Essential Vehicle”をコンセプトに、BYD グループが掲げる「Technology」「Green」「Future」をテーマとする6つのブースで展示を行う。

 ブースでは、先述の「ATTO 3」、「DOLPHIN」、そして日本発売車種第3弾として導入予定のEVセダン「SEAL」も展示される。とくに「SEAL」は、一般ユーザー向けに公開するのはここが初となるので、必見の1台と言えよう。

 ちなみにこの「SEAL」は、「DOLPHIN」と同じく海からのインスピレーションを得たモデルで、航続距離は555km(欧州WLTP値)を誇る。ブレードバッテリーを直接車体に設置した構造体としての役割をもたせることで、安全性、安定性を向上させる CTB(Cell to Body)技術などを採用する。

 しかし、BYDブースでは日本初公開の大注目モデルがまだある。

タンクターンの実演を実施!

 それが、BYDの最新テクノロジーを体感できるプレミアムブランド「仰望(ヤンワン)」のオフロードSUV「U8」、BYDとメルセデス・ベンツの合弁会社が開発したハイエンドサブブランド「DENZA(デンツァ)」のミニバン「D9」も展示されるというのだ。

 さらにこの期間中、前者の「U8」はタンクターンと呼ばれる(戦車などに実装される機能)、その場でタイヤのみを回転させて360度回転するという最先端の挙動を実演する予定だ。

 なお、このU8の最高出力は1100馬力以上で、0-100km/を 3.6 秒で走り抜けるスペックを誇る。

 ちなみに、注目のタンクターンの実演は、以下を予定している。

 25日 14:30〜
26日 11:30〜(トークショー中)/15:30〜(トークショー中)
27日 11:30〜/15:30〜
28日、29日 11:30〜(トークショー中)/15:30〜(トークショー中)
30日以降 11:30〜/15:30〜

 高級ミニバンである「D9」は、BYDとメルセデス・ベンツの合弁会社が開発したハイエンドサブブラン
ド「DENZA(デンツァ)」シリーズのうちの1台で、全長5250mm×全幅1960mm×全高1920mmのミニバンだ。パワートレインにはPHEVとBEVの2通りのパワートレインを揃えている。

 2022年8月の発売以降、2023年10月現在までの中国での累計販売台数は10万台を超える人気車種でもある。展示はBEVモデルのみの予定だ。

 当日は、豪華ゲストによるトークショーや、ブースをめぐってスタンプを集めるとミニカーやエコカップなどオリジナルグッズのプレゼントがもらえるスタンプラリーも実施する。

 これから勢いが増すと思われるBYDの注目車種を目の前で見れる貴重な機会となるので、ぜひ足を運んでいただきたい。