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 木曜夜にAZアルクマールはヨーロッパカンファレンスリーグにて、レギア・ワルシャワに1−0で勝利をおさめたのだが、しかしながらレギア側の首脳陣が現地にてオランダの治安部隊から受けた対応を強く非難。「大きなスキャンダルだ」そう語ったミオドゥスキ会長は金曜日にワルシャワで「選手やスタッフ、役員らが警備員や警察によって、暴力を振るわれるなど前代未聞だ」と言葉を続けた。

 さらにレギア・ワルシャワ側はその会見にて、チームバスでの乱闘の様子を撮影したビデオも公表。さらにポーランドのメディアは目撃者の証言を引用する形で、警備サービスがバスでスタジアムを後にしようとするのを阻止したことを報じている。

 問題の場面は試合終了1時間後に起こったようで、当時チームの一部はすでにスタジアム外のバスに乗車していたのだが、警察がドアを閉めてしまったためにそれ以外の選手、スタッフらが締め出される結果となってしまい、乗車を嘆願するもそれが断られ、あろうことか代わりに暴力が振るわれていたようだ。しかも警察が到着すると、さらに事態はエスカレートしたという。

 逆に当局によればレギア一行は、スタジアムを出る必要があったものの、警備上の理由でひとまず出発を見合わせていただけとしており、「一部の選手や関係者がこれに納得せずに、暴力を振るったようだ」との声明を発表。警備側の行き過ぎた介入をしたという、レギア側の主張を批判した。

 結局この暴力沙汰の結果で2選手(FWジョスエととCBラドバン・パンコフ)が身柄を拘束。ミオドゥスキ会長は警察に同行しようとしたがそれも阻止され、「選手たちがどこにいるのか、警察署にいるのか、誰1人として教えてもくれなかったのだ。選手たちはアムステルダムに連行されるといっていたのに、結局はアルクマールだったんだ」とコメント。

 その一方で警察、検察、市側は共同声明で拘束の正当性を強調しており、「暴力を振るったのは選手たちであり、そのため拘束に踏み切った。彼らはAZアルクマールの従業員を罵倒していたんだ」とファン・ベッツェラー上級検察官は金曜日にアルクマールで述べている。

 また警察の発表によると試合開始前から、スタジアムの入り口ですでにかなりの衝突が起こっており、レギア側のサポーターが入場ゲートを襲撃して警備隊に襲いかかったとのこと。報道によれば警察官1人が意識を失い、他2人が軽傷を負ったようだ。

 この件はスペインのグラナダにて開催されたEU首脳会議の傍聴席でも話題となっており、ポーランドのモラヴィエツキ元首がフェイスブックで発表したように、そこでオランダのルッテ首相と事件について直接話をした模様。「レギア・ワルシャワの選手とファンに対するオランダ警察の残忍な行為に強い抗議を表明した」と綴り、ルッテが事件の迅速な解明を確約したとしている。

 なお拘束された両選手は弁護士立ち会いのもと、母国語で尋問を受けた後にオランダを出国。ポーランドに帰国することが許されたと、ポータルサイト『Onet.pl』がレギア・ワルシャワの広報担当者の言葉を引用して土曜日に伝えた。しかしオランダ警察によれば、両選手は釈放されたにもかかわらず、いまだ「容疑者」扱いのままだという。