任天堂の携帯型ゲーム機の「ニンテンドー3DS」と、家庭用ゲーム機の「Wii U」のオンラインプレイサービスが2024年4月で終了することが発表されました。

ニンテンドー3DSソフトおよびWii Uソフトのオンラインプレイサービスに関する終了時期のお知らせ |サポート情報|Nintendo

https://www.nintendo.co.jp/support/information/2023/1004.html



Nintendo’s Wii U and 3DS online services will shut down in April - The Verge

https://www.theverge.com/2023/10/4/23902615/wii-u-nintendo-3ds-online-shut-down

ニンテンドー3DSは2011年2月に発売された携帯型ゲーム機で、上下に2つのディスプレイを備えており、立体視(3D)機能を搭載しているのが特徴。発売以降、ニンテンドー3DS LLやニンテンドー2DS、Newニンテンドー2DS LLなどさまざまなモデルが登場しており、ニンテンドー3DS本体の累計販売台数は7594万台、専用ソフトの累計販売本数は3億9159万本を記録しています。



Wii Uは2012年11月に発売された、累計出荷台数が1億台を突破したWiiの後継機として開発された家庭用ゲーム機。コントローラーのWii U GamePadにもタッチ対応のディスプレイが搭載されており、つないだTV画面だけでなく、Wii U GamePad上でもゲームをプレイできるというのが特徴です。Wii U本体の累計販売台数は1356万台、ソフトの累計販売本数が1億360万本です。



そんなニンテンドー3DSとWii Uのオンラインプレイなど、インターネット通信を用いた各種機能(オンラインサービス)が、2024年4月上旬でサービス終了となることがアナウンスされました。対象となるのはすべてのニンテンドー3DSであるため、Newニンテンドー3DS専用ソフトのオンラインサービスも利用不可能となります。また、対象となるオンラインサービスにはオンライン協力プレイ、インターネットランキング、データ配信なども含まれます。

ただし、任天堂によるとサービスの継続が困難となるような事象が発生した場合には、やむを得ず予定(2024年4月上旬)よりも前に個別のソフトごと、あるいは全ソフトのサービスを終了する可能性があるとのこと。





オンラインサービス終了後もオフラインでのゲームプレイは可能で、ポケモンバンクやポケムーバーといった一部のオンラインサービスは引き続き利用可能となります。ただし、これらのオンラインサービスも将来的にサービス終了となる可能性がある模様。また、任天堂以外のソフトのオンラインサービスの内容については、各ソフトメーカーに問い合わせする必要があります。また、更新データのダウンロードや購入済みソフトや追加コンテンツの再ダウンロードは、引き続き利用可能です。

ニンテンドー3DSで使える「すれちがい通信」は、ニンテンドー3DS本体同士がローカル通信する機能であるため、オンラインサービス終了以降も利用可能です。ただし、オンラインサービスを利用する「いつの間に通信」はオンラインサービス終了に伴い利用不可能となります。加えて、ニンテンドー3DS内蔵ソフトの「すれちがいMii広場」においても「すれちがい通信」は利用できますが、インターネット通信を利用する機能(「ピースあつめの旅」の新しいパネルの配信など)は利用できなくなります。



なお、ニンテンドー3DSおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」は、先行して2023年3月にサービスを終了しました。

ニンテンドー3DSおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」サービス終了時期を任天堂が発表 - GIGAZINE