「ドライヤーの使い方」間違ってるかも?美容師が教える美髪をつくるかけ方
今さら聞きづらいヘア悩みはありませんか? 「意外とドライヤーのノズルの使い方を間違えている方が多いんです!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回はドライヤーの平らなノズルの使い方について教えてもらいました。
「ドライヤーのノズル」どう使うのが正解?
八木ちゃん:突然ですが、みなさん、ドライヤーの吹き出し口についている、平らなノズル、どうしています?
さとゆみ:このノズルの使い方って知らない人多いですよね! という私自身も、ヘアライターになるまでは、なんのためにあるんだろうと思っていました。
八木ちゃん:買ってすぐに捨ててしまったという人もいますし、ずっとつけっぱなしで使っているという人もいるみたいなんです。
さとゆみ:八木ちゃん、今日はこのノズルの使い方についてレクチャーしてください。
●髪全体を乾かすときは「ノズルを外す」
八木ちゃん:はい! まず、基本的に、髪を乾かすときはノズルは外します。
さとゆみ:これは、ノズルを外したほうが広い範囲に風があたるからですよね。
八木ちゃん:そのとおりです。ノズルをつけたままだと、風があたる部分とあたらない部分が出てきてしまうので、乾かすのに時間がかかってしまうんですよね。
乾いている部分と乾いていない部分の差も出て、ムラのある乾き方になってしまいます。
●ノズルは部分的にブローやセットするとき使う
さとゆみ:では、逆にノズルをつけた方がいいシーンってどんなときでしょう。
八木ちゃん:ノズルを使うのは「部分的にブローやセットしたいとき」と覚えてください。
さとゆみ:1か所に風を集めたいときですね。
八木ちゃん:そうです、そうです。たとえば、前髪のブローのときなどは、前髪だけに風をあてたいですよね。
さとゆみ:たしかに。風が広範囲にあたると、前髪以外もぶわっと広がっちゃったりしますもんね。
八木ちゃん:そういうときこそ、あの平らなノズルを使って、ピンポイントで風をあてます。
八木ちゃん:いつも話していることですが、ドライヤーで髪をセットするときは、最初に温風、そのあと冷風をかけると形状記憶できます!
●ブローのときの効果的な「ノズルの角度」
さとゆみ:毛先をブローしたいときにも、ノズルをつけるといいですよね。
八木ちゃん:前髪のときも毛先のときも、ブラシと並行に(ドライヤーに対してノズルが横になるように)ノズルをつけると、あてたい場所にピンポイントで風があたります。
八木ちゃん:これまでの話をまとめると、
(1) 全体を乾かしたいときはノズルを外して
(2) ブローやセットで部分的に風をあてたいときはノズルを使って
と覚えてくださいね!
『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)でも、さとゆみ&八木ちゃんが大人の女性の髪型についてや髪にまつわる悩みの解決策をたっぷり紹介しています。