女子高生が“援助交際”によって学校で出産…韓国ドラマに非難の声、一部は「脚本家らしい」と擁護

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必ずしも物語が説得力を持たなくてもいい。韓国のドラマファンは、いわゆる“キム・スンオクワールド”では蓋然性はそれほど重要な問題ではないということを知っているためだ。

【画像】ワイヤーで足を縛り落馬シーン、韓国ドラマに批判殺到

一部の視聴者は、詩的許容になぞらえて表現した“スンオク的許容”という言葉で脚本家のキム・スンオクを擁護している。

だが蓋然性とは異なり、過度な扇情性で問題視されているのがSBSドラマ『7人の脱出』(原題)だ。本作に関しては現在、視聴者の苦情が放送通信委員会に殺到している。

放送通信審議委員会は9月20日、『7人の脱出』に関する苦情が相次いだことで、内容を検討して審議案件として上程するかを決めると明らかにした。

キム・スンオクとは?

9月15日より放送が開始した『7人の脱出』は、スタートから刺激的だった。第1話では、ドラマ制作会社の代表クム・ラヒ(演者ファン・ジョンウム)が実の娘パン・ダミ(演者チョン・ラエル)に暴行を加えたり、女子高生のハン・モネ(演者イ・ユビ)が“援助交際”をして学校で出産したりするシーンまで描かれた。「まるで急いで大便をするように出産する」という嘲弄混じりの文も出てきたほどだ。

(画像=SBS)『7人の脱出』スチールカット

このような表現は「キム・スンオクワールドらしい」と一部ファンは評価したものの、扇情的、攻撃的な強烈な内容によって苦情が殺到するものと見られる。

先立ってキム・スンオクは、『皇后の品格』では妊婦への性暴行描写、統合失調症患者への卑下などで懲戒と警告を受けた。また『ペントハウス』では扇情的、暴力的な表現で、なんと800件を超える苦情を受けたこともある。