大谷翔平、今季終了の日にすら「MLB史上最少記録」樹立 米メディア「1か月全休にも関わらず…」
WARが10に達した選手のうち、135試合は最少
米大リーグ・エンゼルスは16日(日本時間17日)、大谷翔平投手が右わき腹痛のため負傷者リスト(IL)入りすると発表。大谷は今季残り試合を欠場することになった。これによって、一つのMLB史上最少記録が誕生したようだ。米メディアが伝えている。
3月のWBCから投打に活躍し、日本を3度目の世界一に導いた大谷。エンゼルスでも今季は打者としてリーグ最多の44本塁打を始め、打率.304、95打点、OPS1.066をマーク。投手としても10勝5敗、防御率3.14、奪三振164と投打に歴史的な活躍を見せた。8月に右ひじの靭帯に損傷が見つかり、今季は投手として登板しないことが発表され、9月には打撃練習中に右わき腹を痛め、15日(同16日)のタイガース戦まで11戦連続で欠場していた。
この日、IL入りと今季の残り試合欠場が発表されたが、これによって生まれたMLB史上最少記録があったようだ。米スポーツ専門局「ESPN」のデータ専門アカウント「ESPNスタッツ&インフォ」のX(旧ツイッター)は「ショウヘイ・オオタニはシーズン最後の1か月をほぼ全休するにもかかわらず、今季をWAR10.0で終えた。彼は135試合に出場、これは投手専任の選手を除き、ア・リーグ/ナ・リーグでWAR10に達したシーズンの最少出場試合数だ」と報じた。
WARは控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標。出場数が少なくなった大谷だが、それでも10を越える数値を叩き出した。米ファンからは「史上最高」「彼はエンゼルスを離れるべき」などとコメントが寄せられていた。
(THE ANSWER編集部)