日本代表戦直前!トルコ代表の危険な5選手

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日本代表は12日午後9時20分からベルギー・ヘンクでトルコ代表と国際親善試合を行う。日本時間10日に行われたドイツ代表戦では4-1で完勝した日本だが、曲者ぞろいのトルコは一筋縄ではいかなそうだ。

今回はトルコ代表の危険な選手を5人ピックアップした。

オランダ生まれ、ベンフィカの10番

オルクン・コクチュ

ポジション:セントラルミッドフィルダー

所属クラブ:ポルトガル1部ベンフィカ

オランダ生まれのコクチュはフェイエノールトアカデミーで天才と称賛されるほどの技術とセンスを持ち合わせた司令塔として将来を期待される存在だった。2018年からトップチームに昇格すると柔らかなタッチと捉えどころのない運ぶドリブルでチームのアクセントとなった。

2021-22シーズンからフェイエノールトで中核的な存在となり、32試合7得点をマークし、カンファレンスリーグでは準優勝に貢献。翌シーズンも32試合8得点を記録してリーグ制覇の原動力となった。

今季からはベンフィカに移籍し、利き足を問わないキックとドリブルの中央突破ができる司令塔としてチームにフィットしつつある。トルコ代表でもそのセンスを発揮しているため、攻撃の起点を作られる可能性がある。

ドルトムントのボールハンター

サリフ・エズジャン

ポジション:守備的ミッドフィルダー

所属クラブ:ドイツ1部ドルトムント

ケルン出身のエズジャンはトルコ国内で『新しいエジル』と称されることもあるというが、プレースタイルはエジルとはかなりかけ離れている。豊富な運動量で様々な局面に顔を出し、インターセプトやタックルなどで泥臭く貢献する守備型MFだ。

ブンデスリーガではパスを受けた瞬間に圧力をかける形でミストラップを誘発してボールを奪い取る一連のプレーは見ごたえがあり、味方であれば頼もしい存在だが、敵になると非常に厄介だ。

昨季はドルトムントでリーグ戦26試合に出場したが、今季は一転して出場機会の少なさに苦しんでいる。トルコ代表では出場すれば中盤で激しいデュエルを挑んでくるため、警戒が必要だ。

トルコの絶対的チャンスメイカー

ハカン・チャルハノール

ポジション:攻撃的ミッドフィルダー

所属クラブ:イタリア1部インテル

インテルでチャンスメイカーとして活躍するトルコのスタープレイヤーは、高精度のプレースキックとセンスに富んだパスで相手の急所を的確に突いてくる。そして得点能力、キレのドリブルもあるためトルコ代表で最も怖い存在だ。

イタリアでは4シーズンプレーしたミランを離れて、2021年に宿敵のインテルへ移籍。ネラッズーロ(イタリア語で青と黒)の20番を身にまとったトルコの天才はサンシーロで異彩を放ち続けている。

トルコ代表の中核でもあるため、チャルハノールを抑えきれるかで試合の有利に進めることはできるだろう。ただしこれまで多くのエースキーラーを見事に手玉に取ってきたテクニシャンのため、一筋縄ではいかなそうだ。

肉弾戦は俺に任せろ

チャーラル・ソユンジュ

ポジション:センターバック

所属クラブ:スペイン1部アトレティコ・マドリー

フライブルク、レスターで活躍してきた肉弾戦を得意とするソユンジュは、今夏スペイン1部アトレティコ・マドリーに鳴り物入りで入団した。身体能力を生かして球際、空中戦で圧倒的な強さに、優れた危機察知能力を生かしたカバーリングにも優れている。

フィジカル的にもハードなブンデスリーガ、プレミアリーグで激しいデュエルを制した屈強なプレーは欧州でもトップクラスの位置にあるため、トルコ代表のバックラインになくてはならない存在になっている。

ダイナミックなプレーで日本代表アタッカーたちと対峙することが予想されるが、迫力ある守備が驚異なため正面から真っ向勝負するにはそれ相応の度胸が必要となりそうだ。

ワイドもできる万能型ストライカー

ハリル・デルビソグル

ポジション:センターフォワード

所属クラブ:トルコ1部ガラタササライ

オランダ出身の23歳は2021年にトルコ代表に招集されてから、エーストライカーとして16試合6得点とチームの貴重な得点源となっている。すり抜けるようなドリブルと中盤に降りてチャンスメイカーとして縦パスを供給できる万能型だ。

183センチの身長とフィジカルを生かしたキープ能力もあるため、マークが集中した場合はいなしながらシャドーに展開する機転も利くため、相手からしたら捕まえにくい。

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フィニッシュ面も優れており、相手の守備陣の位置を見たラインブレイクやポストプレーからのワンツーに、強烈なミドルシュートを持っているため多彩な攻撃オプションを持つ厄介な点取り屋だ。